2018年4月20日金曜日

普段の移動方法と部屋の紹介


来週から学校は新学期が始まります。
休みの間も練習をしよと子供達と約束したのですが、練習にはあまり来てくれませんでした。
次の休みからはどうするか考えようと思います。

普段自宅から学校のグランドまでは自転車で移動をしています。
自転車の後ろにカゴを取り付けて、ボール、コーン、マーカーを載せています。

自転車にボールを積んで

練習から帰ってからは時々自炊しますが、疲れていると外で済ませています。
私はホームステイをしていて、部屋を一つ借りています。6畳ぐらいの部屋にベッド、机があり、他にトイレ兼バスルームが付いています。

 
ベッド


家賃は1ヶ月15,000ルピー(約10,329円)で全額JICAが負担してくれています。



このほかに医療費もJICAは負担してくれるので、その点は安心して暮らすことができます。


2018年4月18日水曜日

スリランカの正月とハットン


4月はスリランカの正月で、14日が日本でいう元日です。
その前後はお店や学校が休みで、皆田舎に帰ったりしています。

お茶畑

私は友人の実家があるハットンというお茶畑がたくさんある街に出かけていました。
この地域はタミル人がたくさん住んでいますが、ジャフナに住んでいるタミル人とは少し違っていて、イギリスの植民地時代(しょくみんちじだい)にお茶畑で働くためにインドから来た人達がたくさん暮らしています。

ハットンでは友人の地元の友達とサッカーしたり一緒に食事したりして過ごしました。

お茶畑に囲まれたグランド

 4月はスリランカの一番暑い時期ですが、この地域は標高が高いので、朝晩は長袖を着ていても寒いぐらいです。

スリランカで涼しい地域は少ないのでいいリフレッシュになりました。


2018年4月12日木曜日

サッカー教室に新しいコーチ


この間の日曜日の練習に新しいコーチが来てくれました。

彼はバーティの学校の卒業生です。
以前に代表の監督がジャフナに来た際、選手に対して時間があるときはサッカー教室の練習を手伝いなさいと言ったことをしっかりと守って来てくれました。

とても嬉しくありがたいことです。

サッカーをすることも面白いですが、指導する楽しさも選手には是非知ってほしいです。

彼が教えているところ

2018年4月5日木曜日

3号報告書


4月はスリランカの正月で、今週の土曜から2週間学校は休みになります。
今回はその間も時間がある時は練習をしようと子供たちと話しました。

昨年は知らないことだらけで、休みの間は練習をしませんでしたが、今年からは休みの間も練習をしようと思います。
1年経ってようやく、そんなスリランカの文化や風習に慣れて来ました。

今回は私がスリランカに来て1年目にJICAに提出した3号報告書を掲載(けいさい)します。


報告書要約

1. 活動の進捗状況
活動目標の「サッカーの普及」、「サッカー技術の向上」は全体的な計画としては順調に進んでいる。巡回先が以前と変わったところもあるが、これからも学校や幼稚園などに出向いていくつもりである。
ただ、指導者の育成の部分に関しては、これからといった状況である。

2. 着任後1年時点の活動結果と課題及び課題に対する解決策
巡回していてスリランカでは幼少期からの運動不足があり、その問題を解決するためにいろいろなところでサッカー、運動の楽しさを伝えている。
指導者の育成はサッカー連盟を巻き込んで進めていく必要がある。その点は、日本の指導者育成システムを紹介して、参考にしてもらおうと思う。

3. 現地支援制度活用計画
自身での活動で使用実績はない。今後も利用する予定はない。

4. 社会的格差に関する所見
生活していて男女の格差や差別はほとんど感じることはない。スポーツの面においては、アカデミーに来る子供は男子が多く、女子が少ないので、女子だけの練習日もしくは男女分けて練習するなど工夫をする必要がある。

5. その他特記事項(⑦任地での広報活動)
スリランカの情報発信と活動記録としてブログを書いている。そのブログを見てテレビ取材の依頼があった。結果的に番組になることはかなったが今後もより多くの人に情報発信のためのツールとしてブログを続けていくつもりである。


1.    活動の進捗状況
活動目標1の「サッカーの普及」は継続的に行っていく必要がある。
巡回している幼稚園が1校だったが、1月から2校に増やす予定である。今は週1日同じ幼稚園で指導をしているが、今後は幼稚園の数を増やしてより多くの子供に運動の楽しさを伝えたいと考えている。
小学校の巡回は以前から通っている学校ともう1校今月から巡回する学校が増えた。その学校は以前に隊員が指導していた学校で、主に陸上競技の指導をしており継続して行っていく予定である。
中学校の巡回は現在1校で、こちらも継続して行っていく予定である。
アカデミーの活動も継続して行っており、活動目標2の「サッカー技術の向上」は赴任当初よりも語学や指導方法に慣れてきたので、今後は技術的な部分を向上させるため細かい指導を行っていくつもりである。
ジャフナでは中学生以上の試合の数が確保されており、運営もいつもしっかりと行われている。そのため、小学生のサッカー大会の必要性を配属先と話し合っていきたい。
指導者の養成は、まだまだこれからといった状況で、指導者の数も足りていないが、指導者の質もまだまだである。その点は改善の必要性がある。


2.    着任後1年時点の活動結果と課題及び課題に対する解決策
サッカーの普及に関しては、普段の巡回先でアカデミーの広報活動をしているので、人数は確実に増えている。
一方で指導者の数が足りていない。アカデミーでは時に、年齢がバラバラで30人の子供を1人のコーチが見ることもあり、そうなってしまうと技術的な指導は出来なくなってしまう。
アカデミーの運営はサッカー連盟が行っているが、担当のコーチは1人のみである。時々来てくれるコーチは、完全にボランティアなので、お金がもらえるわけではない。
そのため、コーチの数が足りなくなってしまう。この点に関しては、アカデミーを運営しているカウンターパートとアカデミーの担当者も含めて話し合っていこうと思う。

最初の1年間はいろいろなところに顔を出して、交友関係を広め活動先を広めることが出来た。巡回先で感じた問題点は、幼少期からの運動不足である。体育の授業や、外遊びが少ないので、走り方、体の動かし方が不自然な子供がとても多い。また、すぐにけがをしてしまったり、すぐにあきらめてしまうといったことがある。
そういった基礎体力やメンタルの弱さをサッカーや運動を通して改善できればと思い、幼稚園や小学校を巡回指導している。


3.    現地支援制度活用計画
自身での活動で使用実績はない。今後も利用する予定はない。


4.    社会的格差に関する所見
活動先で日本との違いを感じたのは、ほとんどの学校が男女でわかれていて、たまにヒンディーの学校で共学があるのみである。生活していると女性が一人で外食している光景はほとんど目にしない。

アカデミーの練習に時々女子が来ているが、ほとんどの子が継続せず来なくなってしまう。女子は何人かのグループで来ているが、男子の中に混ざってプレイすると技術的な面や気持ちの面で負けてしまうのか、すぐに諦めて練習から抜けて休んでしまうことがある。ただ、そんな女子たちも小さい子どもに混ざって練習すると、とても面倒見がよく、一緒にサッカーを楽しんでいた。
女子は男子に混ざってサッカーや運動をするより、別々で運動したほうがいいのかもしれない。活動先の小学校でも男女で分けて練習をしている。

練習をしていて宗教やカーストによって差別しているといったことは見たこと聞いたことはない。その一方で、以前友人にジャフナにシンハラ人の学校があるのか聞いたことがあった。彼曰く、ジャフナでシンハラ人が生活するのは難しいと言っていた。警察や軍隊関係の人は見るが、普通に生活をしているシンハラ人は見たことがない。


5.    その他特記事項(⑦任地での広報活動)
スリランカのサッカー事情の情報発信や活動記録として、ブログを書いている。
スリランカのサッカーの情報は非常に少なく私のブログが少しでも役に立ってくれればと思い書いている。
「スリランカ サッカー」と検索すれば上位に表示され、それを見てくれた方から取材の依頼が私のメール宛てに届いた。日本のテレビ番組の制作会社の方からで、2020年のオリンピックを目指している海外の選手を特集している番組である。
ジャフナは内戦の影響を強く受けたが、現在は平和な暮らしを取り戻している。内戦後にサッカーを通して復興した様子を番組にしたいという趣旨だった。
ジャフナはスリランカの中でもサッカーが盛んで、今年度は20歳以下のカテゴリーで優勝した学校がある。
そういった背景もあり、制作会社からは任地での活動や内戦のことなどのアンケートを依頼されたが、結果的に番組になることはなかったが、今後も情報発信を続けていこうと思う。



活動状況表


以上