2018年3月30日金曜日

幼稚園のスポーツミート(Sports Meet of Preschool)


先週の土曜日に普段運動を教えている幼稚園のスポーツミート(運動会のような物)がありました。

そこで嬉しかったことが2つありました。

1つは、私が教えている練習メニューをスポーツミートでやってくれたことです。
幼稚園のスポーツミートの良いところは、先生が自分で競技(きょうぎ)を考えて種目(しゅもく)に出来るところです。色々な種目があるのですが、子どもが一生懸命になれるよう先生も一生懸命考えています。

下の動画は競技後ですが、2チームでボール集めをしたものです。




もう1つは、昨年の12月に卒業した卒業生がスポーツミートに来てくれて会えたことです。まだ、卒業して3ヶ月しかたっていないのに皆成長していました。
それを見れただけでも、とても嬉しい気持ちになりました。

動画は卒業生が競争しているところ。




2018年3月26日月曜日

A代表のセレクション(Sri Lanka National Team Selection)


以前にも紹介しましたが、スリランカA代表のセレクションに参加させてもらいました。

監督はスリランカの方で、代表や海外でもプレーされたことがあり、海外でも指導をされたことがあるスリランカでも有名な方です。

他に日本サッカー協会から派遣されている指導者の方が、代表のディレクターという立場で加わっています。
普段はコロンボで仕事をされていて、隊員がシンハラ語の通訳兼(つうやくけん)アシスタントコーチをしているのですが、今回ジャフナとバッティカロアというタミル語圏の街でセレクションを行ったので、私も少しですがタミル語で簡単な通訳のお手伝いをさせてもらいました。

その方の練習など、とても勉強になりました。

また監督やスタッフの皆さんがとても明るく、コーチ陣の雰囲気も良かったです。私も見習う部分がたくさんありました。

監督が選手に教えていることろ

上の写真は選手が横並びになっていたのですが、一人の選手が前に入れず後ろに立っていました。そこで監督は「サッカーも同じようにスペースが無かったら自分で探してそこに動きなさい。」と日常の事からでもサッカーの事を意識して教えていました。

動画は監督が練習の方法を説明しているところです。







2018年3月20日火曜日

サッカー用品の寄付 その3


以前にドイツのボランティアから寄付されたスパイクが子供たちに渡されました。

練習に来てる子に渡されたのですが、その時にちょうどジャフナでA代表のセレクションがあったので、監督やコーチの方に参加してもらい、子供たちに渡しました。


今年の9月からサッカーの南アジア大会があるので首都のコロンボとジャフナ、バッティカロアでセレクションを行っています。
私もセレクションを見学させてもらっていて、今はバッティカロアという街に来ています。
その様子も次回以降紹介したいと思います。



2018年3月15日木曜日

北部・東部プレミアリーグセレクション


5月からスリランカの北部と東部でプレミアリーグという大人のクラブチームのサッカー大会があります。
チームは全部で12チームあって、ジャフナからは3チームが出場します。
この大会は久しぶりに開催されるらしく、長い間内戦の影響などもあって中断していました。
大会の方式はリーグ戦なのかトーナメントなのかまだわかりませんが、各チームにはスポンサーがついていて、優勝賞金もあるようです。

私もコーチとして1つのチームに参加することになりました。この前の土曜日に私のチームの最終セレクションがありましたが、正直選びたい選手は一人もいませんでした。

ウォーミングアップ


気になったのは、セレクションなのに選手がアピールしないことです。皆、何となくプレーして、周りの選手よりも劣っていなければいいという考えを持っていました。

ゲームをしているところ


今週末から練習が始まるので、1ヶ月でどこまで出来るか色々挑戦してみようと思います。


2018年3月13日火曜日

2号報告書




JICAボランティアは報告書以外にノルマがあったり、特に誰かに評価をされることはありません。逆に言うと何でもすることが出来るし、何もやらなければそれで2年間が終わってしまいます。仕事のやり方、進め方は自分次第で、評価するのは自分しかいません。

今回は私がスリランカに来て6ヶ月目にJICAに提出した2号報告書をのせます。


報告書要約
1. 活動計画の説明
任地に来て4か月がたち、活動内容を踏まえたうえで、計画表を作成した。基本的にはサッカーを通した人間育成を目標に活動を進めていこうと考えている。

2. 活動計画策定に向けた配属先との意見交換
計画表は私の出来る範囲で、自分自身で考えたものをCPや同僚に見てもらった。自分の意見や日本でのサッカーを伝えるとともにスリランカのサッカーもしっかりと理解できるようにサッカー関係者と向き合っていきたい。

3. 配属先の動向
アカデミーの活動が始まり巡回先の活動もあるが、両方継続して進めていけるよう計画的に活動を調整していくことが目標である。また、アカデミー担当者ともこまめに連絡を取って、普段の活動を進めていく。

4. 受入国の人々との交流
任地で触れ合うのは子供が中心である。配属先のCPやアカデミー担当者は私の活動に協力的なのでこれからも彼らの力を借りながらいろいろな場所に顔を出していこうと思っている。

5. その他特記事項(⑥他事業との連携状況)
自分の職種であるサッカーだけにとらわれず、運動といった大きい枠で自分に出来ることは何なのかを探りながら活動したり、活動先を探している。
これからも、自分に出来ることがあれば積極的に活動の幅を広げていこうと考えている。


1.    活動計画の説明
①    サッカー(運動)の楽しさを伝える
普段の巡回とアカデミーの活動を継続して、より多くの子供にサッカーや運動をする楽しさを伝えていく。幼稚園、小学生を中心にサッカーの普及を行う。
②    サッカー(運動)を通して自立した人間育成
サッカーを通して、集団で生活する大切さやルールがあるからサッカーが楽しいということを伝えていく。
③    サッカーアカデミーの運営
現在、アカデミー担当のサッカーコーチと一緒に学校を巡回したり、他県の子供を呼んでトレーニングセンターでサッカー教室なども行っている。ナショナルチームのセレクションがあった際には、ジャフナから優れた選手を送り出した。
④    試合の企画、運営
スリランカでは試合の機会が少ないので、match-training-matchのサイクルが行われていない。現在、練習試合などを増やしてmatch-training-matchのサイクルが行えるように配属先と検討中である。
⑤    指導者の養成
サッカーが盛んなジャフナでも指導者は全然足りていない。サッカークラブや高学年の選手にコーチングの必要性やその魅力を伝えられるよう、選手にも指導をしてもらう。


2.    活動計画策定に向けた配属先との意見交換
CPは2人おり、1人はジャフナのCoordinatorであり、学校の先生をしている。もう一人はサッカー連盟のVice Presidentであり、彼も以前は学校の先生をしていた。また、現在では、サッカーアカデミーの担当者と一緒に活動をすることが多く、彼とも私の計画内容に関して話をした。CPとアカデミーの担当者は、私の計画に賛成してくれている。また、一緒にする活動が多くあるのでその際は、お互いに協力して活動をしていこうと改めて確認した。小学校、幼稚園の巡回は私の個人での活動になるので、困ったときや助けが必要な時に相談することになっている。
また、日本での経験や日本とスリランカの違いなどは、私から彼らに伝えていこうと思う。CoordinatorのCPは日本に2回行ってサッカーの研修を受けているので、彼は日本のサッカーにとても理解がある。また、毎月巡回している学校とその月の簡単な予定表を共有しているので今後もそれは継続していこうと思う。


3.    配属先の動向
4月中旬からジャフナのトレーニングセンターでサッカーアカデミーと呼ばれる、サッカー教室が週4回行われるようになった。
このサッカーアカデミーには、担当者がいて最近は彼と活動することが多くなっている。彼自身アカデミーの担当になるまでは学校の先生をしており、サッカーの指導者である。
今はサッカー連盟に雇われているため、アカデミーの仕事だけをしている。
アカデミーのスケジュールは
火曜日3:30~6:00サッカー教室、
水曜日7:30~12:00ジャフナの学校に行ってサッカー教室(毎週違う学校)、
金曜日3:30~6:00サッカー教室、
土曜日8:00~10:00サッカー教室、
日曜日9:00~11:00サッカー教室、
祝日(ポヤ)9:00~15:00サッカー教室(他県の選手をトレーニングセンターに招待)
となっている。
日本のサッカーアカデミーは、選ばれた選手が宿舎に泊まってトレーニングやサッカーの勉強などをしているが、それとは少し違ったものである。
最初は、これでいいのか疑問を感じて担当者と話をしたのだが、普段サッカーを出来ない子や学校にコーチがいなくて練習が出来ていない子が来ているので、サッカーのすそ野を広げるという意味ではこのような形で今はいいと感じている。


4.    受入国の人々との交流
活動では、子供たちと関わることが多く、色々な子供たちにサッカー指導をすることで指導者としての勉強になることが多くある。一つの練習をするにしてもすぐにわかってくれる子供もいれば、そうでない子供もいる。その時に事前に準備しておくことと、言葉を勉強しておくことの大切さを感じている。巡回している学校では、毎週顔を合わせているので、私の言いたいことをある程度くみ取ってくれるが、サッカー教室などで、初めて会う子供に練習の説明するのには一苦労する。また、シンハラ語圏で一度サッカー指導をした際は言葉が全く通じず苦労した。その際は、事前の準備不足があった。
また、今後もいろいろな状況での活動を行うこともあるので、その際の反省を踏まえ今後に生かしていこうと考えている。
ジャフナのアカデミーセンターでは週4回サッカー教室を行っており、CPや数名のコーチと一緒に活動を行っている。それぞれのコーチは私に好意的に接してくれ、また、ほかのコーチの選手に対する振る舞いや練習内容はとても勉強になることが多くある。
住居はホームステイなので大家さんと一緒に暮らしている。普段食事をすることはないが、何かイベントがあるときは食事に誘ってくれる。


5.    その他特記事項(⑥他事業との連携状況)
普段の活動は、朝と放課後のサッカークラブの指導、サッカーの普及を主に行っている。ジャフナの学校では、サッカーの練習はしているのだが、試合の回数が少ない。そのため、同職種の隊員や体育関連の隊員と一緒になり、サッカーの大会を行った。
普段、隊員が巡回している学校を中心に招待して、2日間のサッカー大会とスポーツテストを実施した。対象の選手はU-14にした。その理由は、この年代の選手は試合の機会が少なく、普段はしっかりと指導者がついて練習している機会が少ないということもある。
大会を通して、選手にとっても指導者にとってもいい経験となった。また、普段練習ではできない真剣勝負が出来たので、そこで見つけた優れたところや修正するべき点を練習で補っていくきっかけになった。

その他に幼児教育のワークショップに参加した。幼稚園の先生を対象にして、私はボールを使った遊びを紹介した。子供にアドバイスする際の気をつける点や、子供自身で考えることが出来る状況を大人が用意してあげるにはどうすればよいのか、そのやり方を紹介した。
幼稚園での運動は自分でも何か出来ることがあるので今後も幼児教育隊員と連携しながら進めていこうと思う。


活動計画書
  以上

2018年3月6日火曜日

小学校のスポーツミート全国大会(Primaryschool National Athletic)


3月4日に小学校のスポーツミート全国大会がありました。

以前にも紹介しましたが、私が運動を教えている学校が出場するので応援に行って来ました。
以前の記事:https://yone-shin.blogspot.com/2018/01/blog-post_20.html

学校別の対抗戦で、男子、女子、男女混合の3つの種別に分かれています。
競技は7種目あって、縄跳び、ボール投げ(2種類)、立ち幅跳び、ハードル(2種類)、交互ジャンプです。この大会に向けて子供たちは一生懸命練習していました。


開会式と会場の様子


そのおかげもあって、私が教えている学校(Kokuvil Hindu Primaryschool)は男女混合で2位になりました。
本当に子供たちの頑張り、先生の熱心な指導、保護者の方の応援があったからこのような結果になりました。

奥でボールを投げているのが教えている子供


次回からは次の学年、4年生を見ることになりそうです。