日本一時帰国前にジャフナの郊外(こうがい)にある学校(Pandatharippu Girls School)に行ってサッカー教室を行ってきました。
この学校は女子サッカーが盛んで、先生が熱心にサッカーを教えていました。
|
赤いシャツの人が先生 |
実はこの学校、サッカー部が出来て1年しか経っていないのですが、みんな基礎(きそ)がしっかり出来ていて、上手な子がたくさんいました。
|
リフティングしているところ |
今月初旬(しょじゅん)にサッカーの全国大会があったのですが、この学校は全国大会で4位になりました!
毎日しっかりと練習すれば、たった1年でこんなにも強くなるということがわかりました。
リフティングを練習しているところをアップします。
8日間ほど日本に一時帰国(いちじきこく)していました。
週末は、以前お世話になっていたチームに行ってサッカーをしていました。
以前見ていた子供達は5年生になって、みんなとても成長していてびっくりしました。
スリランカと一番違うところは何かなぁと考えましたが、やはり一番は言葉が通じるということだと思いました。
まだまだ私の語学力が不十分なので、スリランカでは細かい部分を伝えることが出来ていません。日々勉強だなと感じました。
スリランカ派遣前にインターンをさせていただいた、大宮アルディージャにも挨拶(あいさつ)に行かせてもらいました。
大宮アルディージャでは、アジアを中心にサッカー教室を行ったり、イベントなどをしてサッカーを通して国際協力(こくさいきょうりょく)をしています。
とても興味(きょうみぶかい)深い話をたくさん聞くことが出来ました。
関連記事(かんれんきじ)です。
https://www.jica.go.jp/topics/2016/20160722_01.html
この間いつも行ってる学校で、小学生が体育の授業をしていました。
後で聞いたのですが、陸上の大会があるのでその練習をしていたそうです。
|
練習をしているところ |
スリランカでは体育の授業はありますが、基本的に座学(ざがく)が中心で、日本のように外で体を動かすことは少ないです。
なので、子供達は走り方がおかしかったり、転んだ時に簡単に骨を折ってしまったりすることがあります。
改めて日本の体育はとても考えられて作られているということに気付かされます。
|
制服で練習している |
体育を外でやらない理由として考えられることは、先生が教え方を知らなかったり、体を動かすより座学をした方がテストに役立ことだったり様々です。
周りの先生やコーチに体育の大切さを伝えていきたいと改めて思いました。
この間サッカー教室の練習にドイツ人のボランティアの方が来て、スパイクを200足寄付(きふ)してくれました。
その方はスリランカで英語を教えているらしく、以前からサッカー教室のことは知っていたようです。
実は以前にもスパイクを寄付してくれ方がいました。その方はスリランカ人ですが、内戦の影響(えいきょう)でイギリスに移住して、今はイギリスで生活をしています。たまの休みに帰って来ているそうです。
内戦の時に海外に移住したスリランカ人はたくさんいて、カナダ、イギリス、ドイツ、フランスなどの国が受け入れてくれたそうです。
|
ボールを持っている人が寄付してくれた |
私の住んでいるジャフナ県や北部には、タミル人が多く住んでいます。
スリランカの民族構成(みんぞくこうせい)は、シンハラ人約75%、タミル人約15%、ムーア人約10%、その他の民族約1%となっていて、多民族国家(たみんぞくこっか)と呼ばれています。
スリランカでは2009年までシンハラ人とタミル人の内戦があり、ジャフナや北部の地域は、外国人が立ち入ることは出来ませんでした。
今ではお互いうまく生活していますが、これからも平和な日々が続いてほしいと願うばかりです。