2018年12月30日日曜日

ジャフナにきて1ヶ月

タイトルの通りジャフナに来て早1ヶ月がたちました。
なんとか生活にも慣れてきて活動の方も順調です。
ただ、今の活動はアカデミーの指導と遠方のコーチングキャンプのみ。
なぜかといいますとスリランカは学校が12月は休みで1月から新学期が始まるからです。
なので僕も1月からは学校巡回が始動。とても楽しみな反面もちろん不安もあります。

今回は1ヶ月アカデミーを見た中、そしてジャフナで生活してみて感じたことを書いていこうと思います。

アカデミーには主にU8〜U16の子達がいます。年代が別々なため私とヘッドコーチでビッグボーイとスモールボーイというざっくりとしたくくりに分けて指導しています。
スモールボーイの子たちはとにかく、、元気笑
元気すぎて大変な時もありますがとても癒されます。そしてガンガンタミル語を話してくるのでほぼ理解できません。笑
いざ練習が始まると試合がしたくてたまらないようで「サー(先生という意味)マッチ!マッチ!」と連呼してきます。
私の中では基礎的な練習はもちろん大事ですがトータルスキルはマッチによって培われるものだと思うので毎回練習の最後に組み込むのですが流石に2時間もさせているわけにはいけません。
子供達が飽きないようにかつ練習になるような遊び要素を含めたメニューをするように心がけています。
また、ビッグボーイは英語も分かるのでコミュニケーションは取れます。そして基礎の練習にも集中力を持って取り組んでくれるためワンランク上の練習ができます。しかしまだまだ上達の余地があるため練習をしていてとても楽しいです。

スリランカサッカーのレベルをあげる。ことよりもスリランカでサッカーの楽しさを伝える。ほうが大事なのではないかと思い始めてきました。もちろんこの2つの意味は表裏一体なんですけどね。

スリランカでの生活はとても新鮮なことばかりです。基本的に日本ではあり得ないことが普通に行われます。一番驚いたのはゴミを平気で道に捨てることです。この間ビスケットの袋をグラウンドに捨てた子がいましたがさすがに拾わせました。その子に悪気がないとしてもせっかくいいグラウンドを汚すことは許せなかったです。。

今年の活動は今日で終わりました。また来年からも頑張りたいと思います。
学校での指導も始まり試合も増えてくるとまた更新頻度も上がると思いますのでよろしくお願いします。
良いお年を

2018年12月10日月曜日

2ヶ月が経ち、、

こんにちわ。福嶋啓佑です。

スリランカに来て早いもので2ヶ月ほど経ちます。


そこで、この2ヶ月間を少し振り返ってみようかなと思います。

まず、スリランカの都市であるコロンボにつき生活が始まりましたが、正直慣れない事だらけでした。(当たり前ですが、、笑)

ホントに毎食カレーだし、どんな料理もカレーの味するしお菓子は基本的に甘すぎるしインフラは整っているとはいえ交通環境は劣悪だし、、
どんな環境でも適応できるという長所があった自分ですら少し不安に思いました。

そんな中始まった語学研修。
私は派遣前訓練の2ヶ月間日本ではシンハラ語(第1の公用語)を学んでおりそこそこ喋れるまでに至っていたのですが実際使う言語はタミル語でした。
タミル語はスリランカ北部、東部の30パーセントの地域の方が使用する言語であり、ほかにインドやマレーシアなどでも話されている世界最古の言語です。
このタミル語が、、、、むずい!
主語によって動作の語尾は変化するしまず文字が覚えれん!笑
まぁこれも当たり前ですよね22年間日本語に慣れ親しんできたんですから、、
半分諦めながら1ヶ月半ほど勉強しましたがシンハラ語のようにうまくいかずほとんど習得できないまま任地派遣を迎えてしまいました。

この1ヶ月半の生活でお世話になったのはやはり先輩隊員や在スリランカ日本人サッカー部の皆さんでした。
毎週日曜午前に練習がありゲームを中心にとても楽しい時間を過ごせました。駐在の方も気さくに話しかけてくれたらご飯に誘ってくださるのでとてもリフレッシュできる環境でした。

ホステル生活にも徐々に慣れた頃にはホームステイがありました。ホームステイはたかが10日間という短い期間でしたが子供達が可愛く、お父さんお母さんも良くしてくれ、とてもいい時間が過ごせました。

そしてついに11月29日任地であるジャフナに到着。
ジャフナはコロンボほど栄えてはいませんがど田舎といった印象もなくのどかな感じな街です。
任地に到着し活動が始まりました。
前回にも書きましたが私の職場は主にスリランカフットボールアカデミーなので今は週か子供達にサッカーを教えています。そして月曜日はコーチングキャンプといって同僚コーチと共に他の街に巡回指導などを行なっています。

大好きなサッカーに毎日関われてとても幸せなのですが、やはりそこで立ちはだかるのは言語の壁。スポーツは言語を超えるという言葉を聞いたことがありますが、あれはプレーヤー側の言葉ですね。笑
やはり教えるにあたって言語は必須です。私のつたないタミル語を生徒が汲み取ってくれた時は申し訳なさと感謝でいっぱいですがそんなこんなでなんとかやっています。(雑。笑)
スリランカにきて2ヶ月。まだまだ時間はあるのでゆっくりと焦らずに自分なりの活動ができたらなと考えています。

これからも、近況報告をちょいちょいしていくのでよろしくお願いします!


写真はこの間コーチングキャンプに行った時のです!





2018年12月2日日曜日

初めまして。

初めまして。この度前ブログ管理者米山さんの後任でブログを書かせていただきます福嶋啓佑と申します。

これからは、私がスリランカでの青年海外協力隊としての活動、サッカー指導や生活について発信出来たらなと思っています。
ということで、、

まず生活についてですが私は2ヶ月前にスリランカへやってきました。
第一印象としてはあれ、ホントに発展途上国なのか?ってくらいインフラ整備が整っておりとても過ごしやすい印象を受けました。しかし、、
ホームステイを10日間したのち気づいたのですが協力隊の私はとてもいい生活をしていました。洗濯機はあるしホットシャワーもでる。部屋に虫は出ない。やはり首都コロンボといってもまだまだ改善の余地はありそうです。。
2ヶ月のことを話し始めるとキリがないので是非私のインスタグラムをご覧になってください。

https://www.instagram.com/kfsoccer1014


そしてコロンボから10時間の移動を経て任地ジャフナへ。
ジャフナはとても穏やかで住みやすそうな印象です。
言語はタミル語なので何を言ってるかまださっぱりわかりません。。。笑
そして到着の次の日から活動開始。
私の職場は主にスリランカフットボールアカデミーなのでカウンターパートと共に移動。。
グラウンドはとても綺麗とは言えないが天然芝が無造作に生えているか感じ。ボコボコしたところは沢山あるがこの環境なら十分と言えるほどでした。
いざ、AFCのB級ライセンス保持者であるヘッドコーチとご対面し10歳〜15歳までの子供達にサッカーを指導しました。

しかし、、

アカデミーと言われていたのでどれほどのもんかと見ていると初心者の子がちらほら、、
それもそのはず後から聞くと日本のアカデミーのようにエリートがセレクションで選ばれるわけではなく来たい子が来るといったシステムを取っているそうなのです。
そうなれば私も指導法を変えていかなければならないですね、、
サッカーの楽しさをまず伝えていこう!と意気込んだ初日でした。

明日はヘッドコーチと共にコーチングキャンプへ。まだ内容は知らされてないので少しドキドキですが行ってきます!

それではまたの投稿で!

ps.写真は米山さんから受け継いだ用具とアカデミーの子供達です。






2018年9月7日金曜日

ご報告


しばらく更新出来ていませんでしたが、ここで報告があります。

実は次の仕事が決まり、スリランカを離れることになりました。
といっても、もうすでに日本に帰国して、次の仕事が始まっています。

次はミャンマーでサッカーの仕事をする予定です。また、その様子は違う形で報告したいと思います。

なのでこのブログも今回の更新が最後になります。
今まで、このブログを読んでくれてありがとうございました。

スリランカのサッカーについて質問等があればこちらのメールに連絡をください。
shinnosuke045@gmail.com


米山 信介

2018年7月18日水曜日

小学校体育の授業


最近は小学3年生女子の体育の授業を教えています。
ただ、この授業も州大会に向けての練習なので選抜(せんばつ)された13人の子供に教えています。

1ヶ月ほど前から週2回教えているので、子供達の成長が見れて、自分自身とてもやりがいがあると感じています。

縄跳び

5種目あって、縄跳び、ボール投げ、ハードル等です。
それぞれの種目で記録を伸ばせるよう自分なりに考えて練習をしています。

準備体操の様子


最近は自分たちで準備体操も出来るようになってきました。

2018年7月4日水曜日

U-12サッカー大会


今週月曜日に6年生(日本の小学5年生)のサッカー大会がありました。

この大会は5月下旬に予定されていましたが、1ヶ月延期になって7月に開催されました。

大会は6人制で前半と後半で必ず全員メンバーを交代する必要があります。
コートの大きさはフットサルより少し小さくて、ゴールの大きさはフットサルと同じです。

試合中の一枚

毎年行われている大会で、こちらではおなじみのMILOがスポンサーとなっていました。

私の教えている子供たちも出場しました。結果は予選で敗退してしまいましたが、子供たちは悔しい思いを次に繋げてくれると思います。

試合の合間の様子


また、自分自身これまでの教えていた内容では不足していた部分を確認することが出来たので、私にとってもいい経験となりました。


また、私の教えた学校の子供達がたくさん出場していたので、会場でたくさん声をかけられました。
今までやってきたことが少しは身を結んでいると確認出来ました。

2018年6月15日金曜日

教え子の練習試合


いよいよW杯が開幕しましたね。開幕戦ロシアの強さには驚きましたが、2026年のW杯はアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共催になったことにも驚きました。参加国も12カ国増えて48カ国で戦うことになりました。


今日は私の教えている学校、2校を集めて練習試合をしました。
普段から試合の数が少ないのでいい機会となりました。
スリランカでは学校対抗、チーム対抗になると、とても白熱します。

今回は私が審判をしたので、写真が撮れなかったのが残念でした。
ただ、両チームとも普段の練習ではなかなか出せない絶対に勝ちたいという気持ちを感じることが出来ました。 

今後も練習試合を継続的に開催しようと思っています。


2018年6月11日月曜日

もう一つのW杯(ConIFA World Football Cup)


いよいよロシアW杯が始まりますね!!

日本代表は開幕前に色々ありましたが、全力を尽くす日本代表を我々も全力で応援しましょう。

この大会はFIFA(国際サッカー連盟)に加盟している国や地域の代表が戦いますが、FIFAに加盟できない国や地域の国際サッカー大会があります。

それが今回紹介するConIFAワールドフットボール・カップ(リンク先はwikipedia)です。
この大会を知ったのは、サッカータミル・イーラム代表(リンク先はwikipedia)の存在を知り合いに教えてもらいました。

サッカータミル・イーラム代表は主にヨーロッパに住むタミル人で構成されています。
彼らは内戦の影響でヨーロッパに移住した人々です。

また、日本からも在日コリアンで結成された「UKJ(ユナイテッド・コリアンズ・イン・ジャパン)」も出場しています。
関連記事(NHKサイト):https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2018/06/0602.html

6月9日までロンドンでConIFA第三回ワールドフットボールカップが開催されていました。
関連記事(CONIFA公式サイト):http://www.conifa.org/en/


こんな大会があるということもスリランカに来なければ知ることが出来なかったかもしれません。

2018年6月6日水曜日

スリランカ北部州サッカー大会(Football Match of Sri Lanka Northern Province)


先月中旬に北部州サッカー大会がありました。
カテゴリーはU-20、U-18、U-16の3つがあり、この中で3位以内に入ると全国大会に出場出来ます。

U-16の中には少しの期間ですが私が以前教えていた選手も出場していました。
また、昨年ジャフナで開催したJICAカップに出場していた選手もたくさんいました。
関連記事:http://yone-shin.blogspot.com/2017/05/jica.html


以前教えていた選手


U-16は、セントパトリックスカレッジ(St. Patrick's College)が優勝しました。この学校は、私の同僚バーティが教えている学校です。

U-18は、セントラルカレッジ(Jaffna Central College)が優勝しました。現在私がこの学校のU-12の選手に教えています。

U-20は、セントヘンリースカレッジ(St. Henry's College)が惜しくも準優勝でした。この学校も、私の同僚のダニーが教えている学校です。

U-16のセントパトリックスカレッジの試合の様子です。




全国大会が楽しみです。

2018年6月1日金曜日

小学校でのワークショップ(workshop at primaryschool)


先週の木曜日にマンナールというジャフナの隣の県で小学校のワークショップを行って来ました。
※ワークショップとは研修会のようなもの

内容は「運動の必要性や重要性を先生と一緒に考える」といったものですが、簡単にいうと運動する楽しさをみんなで共有しようといった感じです。



今回は小学校教諭の隊員と体育教員の隊員と一緒に行いました。協力隊にはいろんな職種の隊員がいるので、イベントをする際は協力して行うことが多いです。
以前にも、私は幼児教育のワークショップに参加して運動の大切さを話しました。


2018年5月22日火曜日

ジャフナスポーツミート地区大会(Jaffna Zonal Sports Meet)


先週の土曜日に、ジャフナ地区小学生のスポーツミート大会がありました。

昨年、私が教えている学校が男女ミックスで優勝した大会です。

教えている学校

ジャフナ地区の学校が参加していたので知っている子供がたくさんいました。

色々なところに顔を出して来たので、私のことを知ってもらうという点では今までやって来たことが間違っていなかったのかなと感じました。

知っている子供たち

たくさんの子供たちとこれからも関わって仕事をしていきたいと改めて思いました。


結果は、私の教えている学校の5年生女子と3年生女子が優勝しました。男子は残念でしたが。次の地方大会に向けて準備を進めていこうと思います。

2018年5月10日木曜日

新しい学校とジャフナのイスラム教について


今までは小学生を中心にサッカーを教えていましたが、今学期から新しくU-16(日本の中学3年生)を教えています。
この学校はジャフナに唯一(ゆいいつ)あるイスラム教の学校です。

練習風景


もともとイスラム教の人達はジャフナに住んでいたのですが、内戦の時にジャフナから追い出される形で他の地域に移住していました。
内戦が終わって少しずつイスラム教の人達も戻って来ています。
そのことを聞くと、まだまだ内戦の影響はこの国に残っているというのを感じます。


新しい幼稚園にも行っていて、その幼稚園の先生はとても運動に対して積極的で、こちらとしてもやりやすいです。

運動会の練習
 
スリランカの幼稚園で気になることがあります。
こちらの先生や親御(おやご)さんはとても過保護(かほご)で、この時期は暑いのも影響しているのですが、外遊びをあまりさせません。
熱中症や体調管理には気をつける必要がありますが、外に出させないというのは少し違うのかなと思い疑問を感じています。
その辺りも説明を出来るようにしたいと思っています。


2018年5月1日火曜日

最近の仕事


新しい学期が始まり、新しい学校や幼稚園にも行っています。

私の仕事は自分から色々なところに顔を出して、自分を売り出すのも大事な仕事です。


以前と変わらず行っている学校もあります。その学校で教えているのは12歳以下で、なかなか試合の機会ありません。出来れば、練習試合をしようと計画しています。

練習後の風景
やはり継続的に行っている学校は私のことをわかってくれるので、練習もうまく出来るようになり、信頼関係が出来ています。
改めて思うのが、毎日の積み重ねが大切だと実感させられます。

赤いシャツの子が教えている子


2018年4月20日金曜日

普段の移動方法と部屋の紹介


来週から学校は新学期が始まります。
休みの間も練習をしよと子供達と約束したのですが、練習にはあまり来てくれませんでした。
次の休みからはどうするか考えようと思います。

普段自宅から学校のグランドまでは自転車で移動をしています。
自転車の後ろにカゴを取り付けて、ボール、コーン、マーカーを載せています。

自転車にボールを積んで

練習から帰ってからは時々自炊しますが、疲れていると外で済ませています。
私はホームステイをしていて、部屋を一つ借りています。6畳ぐらいの部屋にベッド、机があり、他にトイレ兼バスルームが付いています。

 
ベッド


家賃は1ヶ月15,000ルピー(約10,329円)で全額JICAが負担してくれています。



このほかに医療費もJICAは負担してくれるので、その点は安心して暮らすことができます。


2018年4月18日水曜日

スリランカの正月とハットン


4月はスリランカの正月で、14日が日本でいう元日です。
その前後はお店や学校が休みで、皆田舎に帰ったりしています。

お茶畑

私は友人の実家があるハットンというお茶畑がたくさんある街に出かけていました。
この地域はタミル人がたくさん住んでいますが、ジャフナに住んでいるタミル人とは少し違っていて、イギリスの植民地時代(しょくみんちじだい)にお茶畑で働くためにインドから来た人達がたくさん暮らしています。

ハットンでは友人の地元の友達とサッカーしたり一緒に食事したりして過ごしました。

お茶畑に囲まれたグランド

 4月はスリランカの一番暑い時期ですが、この地域は標高が高いので、朝晩は長袖を着ていても寒いぐらいです。

スリランカで涼しい地域は少ないのでいいリフレッシュになりました。


2018年4月12日木曜日

サッカー教室に新しいコーチ


この間の日曜日の練習に新しいコーチが来てくれました。

彼はバーティの学校の卒業生です。
以前に代表の監督がジャフナに来た際、選手に対して時間があるときはサッカー教室の練習を手伝いなさいと言ったことをしっかりと守って来てくれました。

とても嬉しくありがたいことです。

サッカーをすることも面白いですが、指導する楽しさも選手には是非知ってほしいです。

彼が教えているところ

2018年4月5日木曜日

3号報告書


4月はスリランカの正月で、今週の土曜から2週間学校は休みになります。
今回はその間も時間がある時は練習をしようと子供たちと話しました。

昨年は知らないことだらけで、休みの間は練習をしませんでしたが、今年からは休みの間も練習をしようと思います。
1年経ってようやく、そんなスリランカの文化や風習に慣れて来ました。

今回は私がスリランカに来て1年目にJICAに提出した3号報告書を掲載(けいさい)します。


報告書要約

1. 活動の進捗状況
活動目標の「サッカーの普及」、「サッカー技術の向上」は全体的な計画としては順調に進んでいる。巡回先が以前と変わったところもあるが、これからも学校や幼稚園などに出向いていくつもりである。
ただ、指導者の育成の部分に関しては、これからといった状況である。

2. 着任後1年時点の活動結果と課題及び課題に対する解決策
巡回していてスリランカでは幼少期からの運動不足があり、その問題を解決するためにいろいろなところでサッカー、運動の楽しさを伝えている。
指導者の育成はサッカー連盟を巻き込んで進めていく必要がある。その点は、日本の指導者育成システムを紹介して、参考にしてもらおうと思う。

3. 現地支援制度活用計画
自身での活動で使用実績はない。今後も利用する予定はない。

4. 社会的格差に関する所見
生活していて男女の格差や差別はほとんど感じることはない。スポーツの面においては、アカデミーに来る子供は男子が多く、女子が少ないので、女子だけの練習日もしくは男女分けて練習するなど工夫をする必要がある。

5. その他特記事項(⑦任地での広報活動)
スリランカの情報発信と活動記録としてブログを書いている。そのブログを見てテレビ取材の依頼があった。結果的に番組になることはかなったが今後もより多くの人に情報発信のためのツールとしてブログを続けていくつもりである。


1.    活動の進捗状況
活動目標1の「サッカーの普及」は継続的に行っていく必要がある。
巡回している幼稚園が1校だったが、1月から2校に増やす予定である。今は週1日同じ幼稚園で指導をしているが、今後は幼稚園の数を増やしてより多くの子供に運動の楽しさを伝えたいと考えている。
小学校の巡回は以前から通っている学校ともう1校今月から巡回する学校が増えた。その学校は以前に隊員が指導していた学校で、主に陸上競技の指導をしており継続して行っていく予定である。
中学校の巡回は現在1校で、こちらも継続して行っていく予定である。
アカデミーの活動も継続して行っており、活動目標2の「サッカー技術の向上」は赴任当初よりも語学や指導方法に慣れてきたので、今後は技術的な部分を向上させるため細かい指導を行っていくつもりである。
ジャフナでは中学生以上の試合の数が確保されており、運営もいつもしっかりと行われている。そのため、小学生のサッカー大会の必要性を配属先と話し合っていきたい。
指導者の養成は、まだまだこれからといった状況で、指導者の数も足りていないが、指導者の質もまだまだである。その点は改善の必要性がある。


2.    着任後1年時点の活動結果と課題及び課題に対する解決策
サッカーの普及に関しては、普段の巡回先でアカデミーの広報活動をしているので、人数は確実に増えている。
一方で指導者の数が足りていない。アカデミーでは時に、年齢がバラバラで30人の子供を1人のコーチが見ることもあり、そうなってしまうと技術的な指導は出来なくなってしまう。
アカデミーの運営はサッカー連盟が行っているが、担当のコーチは1人のみである。時々来てくれるコーチは、完全にボランティアなので、お金がもらえるわけではない。
そのため、コーチの数が足りなくなってしまう。この点に関しては、アカデミーを運営しているカウンターパートとアカデミーの担当者も含めて話し合っていこうと思う。

最初の1年間はいろいろなところに顔を出して、交友関係を広め活動先を広めることが出来た。巡回先で感じた問題点は、幼少期からの運動不足である。体育の授業や、外遊びが少ないので、走り方、体の動かし方が不自然な子供がとても多い。また、すぐにけがをしてしまったり、すぐにあきらめてしまうといったことがある。
そういった基礎体力やメンタルの弱さをサッカーや運動を通して改善できればと思い、幼稚園や小学校を巡回指導している。


3.    現地支援制度活用計画
自身での活動で使用実績はない。今後も利用する予定はない。


4.    社会的格差に関する所見
活動先で日本との違いを感じたのは、ほとんどの学校が男女でわかれていて、たまにヒンディーの学校で共学があるのみである。生活していると女性が一人で外食している光景はほとんど目にしない。

アカデミーの練習に時々女子が来ているが、ほとんどの子が継続せず来なくなってしまう。女子は何人かのグループで来ているが、男子の中に混ざってプレイすると技術的な面や気持ちの面で負けてしまうのか、すぐに諦めて練習から抜けて休んでしまうことがある。ただ、そんな女子たちも小さい子どもに混ざって練習すると、とても面倒見がよく、一緒にサッカーを楽しんでいた。
女子は男子に混ざってサッカーや運動をするより、別々で運動したほうがいいのかもしれない。活動先の小学校でも男女で分けて練習をしている。

練習をしていて宗教やカーストによって差別しているといったことは見たこと聞いたことはない。その一方で、以前友人にジャフナにシンハラ人の学校があるのか聞いたことがあった。彼曰く、ジャフナでシンハラ人が生活するのは難しいと言っていた。警察や軍隊関係の人は見るが、普通に生活をしているシンハラ人は見たことがない。


5.    その他特記事項(⑦任地での広報活動)
スリランカのサッカー事情の情報発信や活動記録として、ブログを書いている。
スリランカのサッカーの情報は非常に少なく私のブログが少しでも役に立ってくれればと思い書いている。
「スリランカ サッカー」と検索すれば上位に表示され、それを見てくれた方から取材の依頼が私のメール宛てに届いた。日本のテレビ番組の制作会社の方からで、2020年のオリンピックを目指している海外の選手を特集している番組である。
ジャフナは内戦の影響を強く受けたが、現在は平和な暮らしを取り戻している。内戦後にサッカーを通して復興した様子を番組にしたいという趣旨だった。
ジャフナはスリランカの中でもサッカーが盛んで、今年度は20歳以下のカテゴリーで優勝した学校がある。
そういった背景もあり、制作会社からは任地での活動や内戦のことなどのアンケートを依頼されたが、結果的に番組になることはなかったが、今後も情報発信を続けていこうと思う。



活動状況表


以上

2018年3月30日金曜日

幼稚園のスポーツミート(Sports Meet of Preschool)


先週の土曜日に普段運動を教えている幼稚園のスポーツミート(運動会のような物)がありました。

そこで嬉しかったことが2つありました。

1つは、私が教えている練習メニューをスポーツミートでやってくれたことです。
幼稚園のスポーツミートの良いところは、先生が自分で競技(きょうぎ)を考えて種目(しゅもく)に出来るところです。色々な種目があるのですが、子どもが一生懸命になれるよう先生も一生懸命考えています。

下の動画は競技後ですが、2チームでボール集めをしたものです。




もう1つは、昨年の12月に卒業した卒業生がスポーツミートに来てくれて会えたことです。まだ、卒業して3ヶ月しかたっていないのに皆成長していました。
それを見れただけでも、とても嬉しい気持ちになりました。

動画は卒業生が競争しているところ。




2018年3月26日月曜日

A代表のセレクション(Sri Lanka National Team Selection)


以前にも紹介しましたが、スリランカA代表のセレクションに参加させてもらいました。

監督はスリランカの方で、代表や海外でもプレーされたことがあり、海外でも指導をされたことがあるスリランカでも有名な方です。

他に日本サッカー協会から派遣されている指導者の方が、代表のディレクターという立場で加わっています。
普段はコロンボで仕事をされていて、隊員がシンハラ語の通訳兼(つうやくけん)アシスタントコーチをしているのですが、今回ジャフナとバッティカロアというタミル語圏の街でセレクションを行ったので、私も少しですがタミル語で簡単な通訳のお手伝いをさせてもらいました。

その方の練習など、とても勉強になりました。

また監督やスタッフの皆さんがとても明るく、コーチ陣の雰囲気も良かったです。私も見習う部分がたくさんありました。

監督が選手に教えていることろ

上の写真は選手が横並びになっていたのですが、一人の選手が前に入れず後ろに立っていました。そこで監督は「サッカーも同じようにスペースが無かったら自分で探してそこに動きなさい。」と日常の事からでもサッカーの事を意識して教えていました。

動画は監督が練習の方法を説明しているところです。







2018年3月20日火曜日

サッカー用品の寄付 その3


以前にドイツのボランティアから寄付されたスパイクが子供たちに渡されました。

練習に来てる子に渡されたのですが、その時にちょうどジャフナでA代表のセレクションがあったので、監督やコーチの方に参加してもらい、子供たちに渡しました。


今年の9月からサッカーの南アジア大会があるので首都のコロンボとジャフナ、バッティカロアでセレクションを行っています。
私もセレクションを見学させてもらっていて、今はバッティカロアという街に来ています。
その様子も次回以降紹介したいと思います。



2018年3月15日木曜日

北部・東部プレミアリーグセレクション


5月からスリランカの北部と東部でプレミアリーグという大人のクラブチームのサッカー大会があります。
チームは全部で12チームあって、ジャフナからは3チームが出場します。
この大会は久しぶりに開催されるらしく、長い間内戦の影響などもあって中断していました。
大会の方式はリーグ戦なのかトーナメントなのかまだわかりませんが、各チームにはスポンサーがついていて、優勝賞金もあるようです。

私もコーチとして1つのチームに参加することになりました。この前の土曜日に私のチームの最終セレクションがありましたが、正直選びたい選手は一人もいませんでした。

ウォーミングアップ


気になったのは、セレクションなのに選手がアピールしないことです。皆、何となくプレーして、周りの選手よりも劣っていなければいいという考えを持っていました。

ゲームをしているところ


今週末から練習が始まるので、1ヶ月でどこまで出来るか色々挑戦してみようと思います。


2018年3月13日火曜日

2号報告書




JICAボランティアは報告書以外にノルマがあったり、特に誰かに評価をされることはありません。逆に言うと何でもすることが出来るし、何もやらなければそれで2年間が終わってしまいます。仕事のやり方、進め方は自分次第で、評価するのは自分しかいません。

今回は私がスリランカに来て6ヶ月目にJICAに提出した2号報告書をのせます。


報告書要約
1. 活動計画の説明
任地に来て4か月がたち、活動内容を踏まえたうえで、計画表を作成した。基本的にはサッカーを通した人間育成を目標に活動を進めていこうと考えている。

2. 活動計画策定に向けた配属先との意見交換
計画表は私の出来る範囲で、自分自身で考えたものをCPや同僚に見てもらった。自分の意見や日本でのサッカーを伝えるとともにスリランカのサッカーもしっかりと理解できるようにサッカー関係者と向き合っていきたい。

3. 配属先の動向
アカデミーの活動が始まり巡回先の活動もあるが、両方継続して進めていけるよう計画的に活動を調整していくことが目標である。また、アカデミー担当者ともこまめに連絡を取って、普段の活動を進めていく。

4. 受入国の人々との交流
任地で触れ合うのは子供が中心である。配属先のCPやアカデミー担当者は私の活動に協力的なのでこれからも彼らの力を借りながらいろいろな場所に顔を出していこうと思っている。

5. その他特記事項(⑥他事業との連携状況)
自分の職種であるサッカーだけにとらわれず、運動といった大きい枠で自分に出来ることは何なのかを探りながら活動したり、活動先を探している。
これからも、自分に出来ることがあれば積極的に活動の幅を広げていこうと考えている。


1.    活動計画の説明
①    サッカー(運動)の楽しさを伝える
普段の巡回とアカデミーの活動を継続して、より多くの子供にサッカーや運動をする楽しさを伝えていく。幼稚園、小学生を中心にサッカーの普及を行う。
②    サッカー(運動)を通して自立した人間育成
サッカーを通して、集団で生活する大切さやルールがあるからサッカーが楽しいということを伝えていく。
③    サッカーアカデミーの運営
現在、アカデミー担当のサッカーコーチと一緒に学校を巡回したり、他県の子供を呼んでトレーニングセンターでサッカー教室なども行っている。ナショナルチームのセレクションがあった際には、ジャフナから優れた選手を送り出した。
④    試合の企画、運営
スリランカでは試合の機会が少ないので、match-training-matchのサイクルが行われていない。現在、練習試合などを増やしてmatch-training-matchのサイクルが行えるように配属先と検討中である。
⑤    指導者の養成
サッカーが盛んなジャフナでも指導者は全然足りていない。サッカークラブや高学年の選手にコーチングの必要性やその魅力を伝えられるよう、選手にも指導をしてもらう。


2.    活動計画策定に向けた配属先との意見交換
CPは2人おり、1人はジャフナのCoordinatorであり、学校の先生をしている。もう一人はサッカー連盟のVice Presidentであり、彼も以前は学校の先生をしていた。また、現在では、サッカーアカデミーの担当者と一緒に活動をすることが多く、彼とも私の計画内容に関して話をした。CPとアカデミーの担当者は、私の計画に賛成してくれている。また、一緒にする活動が多くあるのでその際は、お互いに協力して活動をしていこうと改めて確認した。小学校、幼稚園の巡回は私の個人での活動になるので、困ったときや助けが必要な時に相談することになっている。
また、日本での経験や日本とスリランカの違いなどは、私から彼らに伝えていこうと思う。CoordinatorのCPは日本に2回行ってサッカーの研修を受けているので、彼は日本のサッカーにとても理解がある。また、毎月巡回している学校とその月の簡単な予定表を共有しているので今後もそれは継続していこうと思う。


3.    配属先の動向
4月中旬からジャフナのトレーニングセンターでサッカーアカデミーと呼ばれる、サッカー教室が週4回行われるようになった。
このサッカーアカデミーには、担当者がいて最近は彼と活動することが多くなっている。彼自身アカデミーの担当になるまでは学校の先生をしており、サッカーの指導者である。
今はサッカー連盟に雇われているため、アカデミーの仕事だけをしている。
アカデミーのスケジュールは
火曜日3:30~6:00サッカー教室、
水曜日7:30~12:00ジャフナの学校に行ってサッカー教室(毎週違う学校)、
金曜日3:30~6:00サッカー教室、
土曜日8:00~10:00サッカー教室、
日曜日9:00~11:00サッカー教室、
祝日(ポヤ)9:00~15:00サッカー教室(他県の選手をトレーニングセンターに招待)
となっている。
日本のサッカーアカデミーは、選ばれた選手が宿舎に泊まってトレーニングやサッカーの勉強などをしているが、それとは少し違ったものである。
最初は、これでいいのか疑問を感じて担当者と話をしたのだが、普段サッカーを出来ない子や学校にコーチがいなくて練習が出来ていない子が来ているので、サッカーのすそ野を広げるという意味ではこのような形で今はいいと感じている。


4.    受入国の人々との交流
活動では、子供たちと関わることが多く、色々な子供たちにサッカー指導をすることで指導者としての勉強になることが多くある。一つの練習をするにしてもすぐにわかってくれる子供もいれば、そうでない子供もいる。その時に事前に準備しておくことと、言葉を勉強しておくことの大切さを感じている。巡回している学校では、毎週顔を合わせているので、私の言いたいことをある程度くみ取ってくれるが、サッカー教室などで、初めて会う子供に練習の説明するのには一苦労する。また、シンハラ語圏で一度サッカー指導をした際は言葉が全く通じず苦労した。その際は、事前の準備不足があった。
また、今後もいろいろな状況での活動を行うこともあるので、その際の反省を踏まえ今後に生かしていこうと考えている。
ジャフナのアカデミーセンターでは週4回サッカー教室を行っており、CPや数名のコーチと一緒に活動を行っている。それぞれのコーチは私に好意的に接してくれ、また、ほかのコーチの選手に対する振る舞いや練習内容はとても勉強になることが多くある。
住居はホームステイなので大家さんと一緒に暮らしている。普段食事をすることはないが、何かイベントがあるときは食事に誘ってくれる。


5.    その他特記事項(⑥他事業との連携状況)
普段の活動は、朝と放課後のサッカークラブの指導、サッカーの普及を主に行っている。ジャフナの学校では、サッカーの練習はしているのだが、試合の回数が少ない。そのため、同職種の隊員や体育関連の隊員と一緒になり、サッカーの大会を行った。
普段、隊員が巡回している学校を中心に招待して、2日間のサッカー大会とスポーツテストを実施した。対象の選手はU-14にした。その理由は、この年代の選手は試合の機会が少なく、普段はしっかりと指導者がついて練習している機会が少ないということもある。
大会を通して、選手にとっても指導者にとってもいい経験となった。また、普段練習ではできない真剣勝負が出来たので、そこで見つけた優れたところや修正するべき点を練習で補っていくきっかけになった。

その他に幼児教育のワークショップに参加した。幼稚園の先生を対象にして、私はボールを使った遊びを紹介した。子供にアドバイスする際の気をつける点や、子供自身で考えることが出来る状況を大人が用意してあげるにはどうすればよいのか、そのやり方を紹介した。
幼稚園での運動は自分でも何か出来ることがあるので今後も幼児教育隊員と連携しながら進めていこうと思う。


活動計画書
  以上

2018年3月6日火曜日

小学校のスポーツミート全国大会(Primaryschool National Athletic)


3月4日に小学校のスポーツミート全国大会がありました。

以前にも紹介しましたが、私が運動を教えている学校が出場するので応援に行って来ました。
以前の記事:https://yone-shin.blogspot.com/2018/01/blog-post_20.html

学校別の対抗戦で、男子、女子、男女混合の3つの種別に分かれています。
競技は7種目あって、縄跳び、ボール投げ(2種類)、立ち幅跳び、ハードル(2種類)、交互ジャンプです。この大会に向けて子供たちは一生懸命練習していました。


開会式と会場の様子


そのおかげもあって、私が教えている学校(Kokuvil Hindu Primaryschool)は男女混合で2位になりました。
本当に子供たちの頑張り、先生の熱心な指導、保護者の方の応援があったからこのような結果になりました。

奥でボールを投げているのが教えている子供


次回からは次の学年、4年生を見ることになりそうです。




2018年2月28日水曜日

JICA CUP in Polonnaruwa


昨年開催したJICAカップを今年も行いました。

今回はポロンナルワという街で、スリランカの真ん中より少し東北に位置しています。
この街は、シンハラ人、ムスリム(イスラム教徒)が多く住んでいます。

スリランカの首都コロンボでは、人種を問わず比較的英語を話しますが、地方の都市だと大多数のシンハラ人はシンハラ語しか話せません。ムスリムの多くは、シンハラ語、タミル語を話し、英語が堪能(たんのう)な人も多くいます。ポロンナルワも同様です。

ちなみに私の住んでいるジャフナでは、タミル人が大多数を占めていて、多くのタミル人はタミル語しか話せず、英語を話せるのは1割程度です。ジャフナのムスリムはタミル語と英語を話せます。


今回のJICAカップは、青年海外協力隊として短期(4ヶ月)で来ている大学生が主催(しゅさい)したもので、1日目に「健康育成」のワークショップ、2日目にサッカー大会を実施しました。

こちらに来てまだ4ヶ月なのにシンハラ語でしっかりと発表をしていました。

2018年2月20日火曜日

幼稚園での運動・スポーツテスト


昨年に引き続いて幼稚園での運動やスポーツテストも行なっています。

幼稚園での運動は、皆で走ったり、ボール遊びを中心にしています。
日本では教えることがなかった年齢の子供なので、いつもとても勉強になります。
本当にいい経験をさせてもらっているということを実感します。

ボールを使った運動



スポーツテストは、「25m走」、「テニスボール投げ」、「立ち幅跳び」、「両足連続跳び越し」、「体支持持続時間」の5種目で、日本の幼稚園と同じことをしています。

両足連続跳び越し
 
ただ、これは日本と比べるというよりも、スリランカの幼稚園どうしで比べたり、前回からどのくらい伸びているかと言ったことを知るために行なっています。

体支持持続時間

幼稚園によって成績は様々ですが、普段から運動をしている園は成績が良く、先生も協力的です。
また、子供も積極的な気がします。

2018年2月15日木曜日

サッカー教室の練習試合


先日、サッカー教室に来ているU-16(16歳以下)の選手と同僚のバーティの学校のU-14(14歳以下)の練習試合がありました。

結果からいうとサッカー教室の惨敗(ざんぱい)でしたが、サッカー教室の選手たちが対外試合をすることがなかったのでいい機会となりました。

試合前の円陣

選手にとっても、サッカー教室を担当している同僚のダニーにとってもよかったです。
やはり試合があって練習があるので、試合の反省を練習で改善できればいいと思います。

試合の様子

 
今週から指導する学校を1つ増やしました。もともと行っていた学校だったのですが、選手が全然集まらず一旦やめていました。新しい年になったので再開することにしました。

最初ということで20人近く来ていました。今後どのようになるか、とにかく継続していけるよう自分自身も練習を工夫していこうと思います。


2018年2月11日日曜日

1号報告書


JICA青年海外協力隊は、2年間で5回報告書を提出する義務があります。

今回は私がスリランカに来て3ヶ月目にJICAに提出した1号報告書を載せます。



■報告書要約
任地に到着して、まだ1カ月しかたっておらず活動はこれからといったタイミングで学校 が長期の休みに入ってしまうので、歯がゆい気持ちはありますが、休みの間に語学のブラ ッシュアップをしたいと思っています。現時点で一番の不安要素は、タミル語でのコミュ ニケーションなので、早く活動を円滑にするためにも語学アップを第一の目標に日々の生 活を送っていこうと考えています。 また、職種がサッカーで、配属先のオフィスやデスクがあるわけではなく、毎日同じ人に 会ったり、同じ生活を送るわけではないので、日々のスケジュールのコントロールが大事 になります。その点は計画的に活動を行うとともに色々なところに顔を出して自分の存在 を知ってもらえるように動いていこうと思っています。 任地のジャフナはとてもサッカーが盛んで、色々な場所でサッカーを教えてくれと言われ ます。また、先輩隊員のおかげでサッカークラブやサッカーチームをたくさん紹介しても らっているので、そのネットワークをうまく利用して、自分の活動につなげていければと 考えています。ジャフナはサッカー隊員にとっては、とてもいい環境で活動を行うことが 出来ます。
また CP が 2 人おり、ともに私の活動に協力的なので感謝しています。これからの課題は小 学校でのサッカーの普及活動ですが、周りの方を巻き込んで一緒になって活動を進めてい ければと思います。
CP:カウンターパートのこと(一緒に仕事をする人) 



1. 活動地域及び配属先の概要
(配属先:スリランカサッカー連盟) 
任地であるジャフナは、スリランカ最北端のジャフナ半島の先端部に位置しており、北部 州の州都である。ジャフナ県の県都でもある。1983 年のスリランカ内戦勃発前までは、コ ロンボ首都圏に次ぐ人口を持つスリランカ第 2 の都市であった。現在は内戦の影響もあり 第 10 番目以下となっている。
内戦中は 1986 年と 1989 年から 1995 年にかけて反政府組織タミルイーラム解放のトラ (LTTE) の支配下に置かれており、いまだに町の中のいたるところに内戦の傷跡が残ってい る。 ジャフナは、タミル人が多くを占めていて、タミル人の大半はヒンドゥー教徒である。海 側に住んでいる人々はキリスト教が多く、ムーア人は、イスラム教徒である。またジャフナには少数ながらタミル人の仏教徒も存在している。ジャフナに住むシンハラ人の多くは 仏教徒かキリスト教である。 配属先はスリランカ国内のサッカー普及、国内クラブチーム大会の開催運営、スリランカ 代表サッカーチームの育成、国際大会への参加等、サッカーに関するすべての業務を担う 組織である。また、教育省が推奨する 7 種目スポーツの一つとして放課後、あるいは体育 授業の一環としてサッカーが行われている小中学校で、技術面での支援を行っている。


2. ボランティアが所属する部局の概要 
スリランカでは国民的なスポーツと言えば、クリケットであるが、任地となるジャフナで はサッカーが盛んである。 北部州ジャフナはスリランカ内戦の影響を強く受けた地域の一つであるが、2009 年の内戦 終結後急速にインフラ整備が進んでおり、2014 年にはサッカーも可能な公共運動公園が整 備された。ジャフナにはいたるところにサッカー広場がある。 配属先にオフィスはないので、仕事の話をするときは、2 人の CP と直接会って打ち合わせ をするか、電話でこまめに連絡を取り合っている。
1 人の CP は、ジャフナのコーディネーターを務めており、また近所のカレッジで教師をし ていて、放課後はサッカーのコーチもしている。時々彼の学校の選手にサッカーを教えて いる。週 3 回~4 回は顔を合わせており、毎週土曜日は、近所のスタジアムでサッカークリ ニックを一緒に行っている。
もう一人の CP は、すでに仕事を引退しており、主にサッカーの大会運営やジャフナサッカ ー連盟の事務作業などをしている。彼は元教師なので、学校での仕事の際には協力してく れている。
2 人ともとても協力的であり、私の相談をいつでも聞いてくれている。



3. 配属先のニーズ
 配属先であるサッカー連盟からは、仕事の内容をいくつか指定されたが、その内容を CP 2 人は知らなかった。そのため最初に CP 3 人で今後の方向性を話し合った。 最初にサッカー連盟から依頼された主な仕事は、トレーニングセンターの運営である。U-19U-17U-15U-13U-12U-11U-10U-9 の中で有能な選手を集めてトレーニングを 行ってほしいとの依頼であったが、現実的に 1 人では難しいので、まずは以下の内容をし ながら、その準備をしていこうということになった。 普段の活動は、学校のクラブ活動(部活)やクラブチームのコーチングをしていくことに なった。
クラブ活動は CP の学校、CP の知り合いの学校、以前に隊員が教えていたチームなどを紹介してもらって活動を行っている。 また、学校の授業の中でサッカーやボールを使った運動をして、サッカーの普及をする予 定になっているが、3 月の下旬からテストが始まり、4 月は休みになってしまうので、この 活動は休み明けからのスタートとなる予定である。 毎週土曜日にはサッカークリニックがあり、普段回ることが出来ない地域に行って、サッ カーの普及活動を行っている。


4. 活動計画準備状況
CP と話し合い今後の活動の方向性を探っている状態である。 メインとなる活動は、放課後のクラブ活動と学校の授業の中でのサッカーやボールを使っ た運動である。 まだ、巡回する学校は決まっていないが、休み明けの4月末には活動を本格的に開始した いと思いっている。 巡回する学校は、教育省のアシスタントディレクター(AD)がいくつかの学校をピックア ップしてくれた。休み明けに彼と一緒に学校を訪問する予定である。とても協力的な方で、 彼は体育隊員の CP で、隊員の活動も理解しており、何かあったときは相談にのってくれる のでとても頼りになる。 ピックアップしてもらった学校をもとに、簡単な計画表を作成したので、それを添付する。 サッカー連盟には、CP がそれを持って活動の話をしてくれる予定になっている。 また、サッカーの普及とスポーツの早期開始という観点から、小学校(U-10)の子供たち にサッカーを教えたいと考えている。その考えに対して CP は理解をしてくれているので、 まずは彼の学校でそれを出来ないか画策中である。



5. 受入国の印象
 スリランカ、コロンボに来て第一印象は、すごく発展しているなと感じた。コロンボで手 に入らないものはないほど、必要なものは揃っているし、日本食、日本料理店もあるので 特に生活で困ることはないといえる。 以前にバングラデシュの隊員だったのでバングラデシュと比べると、言葉は、コロンボは 英語が通じるのと、会話をしていても曖昧な返事で済まさずしっかりと受け答えをしてく れると感じた。物価はバングラデシュよりも 2 倍から 3 倍するので、最初は少し戸惑った が、すぐに慣れることが出来た。 宗教は仏教が多く、どことなく日本と似ているところがあると感じる。ものを大切にする ところや、動物を大事にするのは日本と同じだと思う。 任地のジャフナは、コロンボとは全然違っていて、いい意味で南アジア感があり、その部分はバングラデシュに似ている。私の住んでいる地域はキリスト教の方が多く、行ってい る学校もキリスト教が多いので、ヒンドゥー教の文化を感じることは今のところない。今 後は色々な人と関わり様々な文化や宗教に触れてみたいと思っている。 

以上


2018年2月6日火曜日

ジャフナセントラルカレッジ(Jaffna Central College)でのコーチングキャンプ


最近毎日練習で行っている学校があります。

以前も行っていたのですが、1月からセントラルカレッジの日本でいう小学5年生を教えいています。

スリランカでは継続(けいぞく)するということが苦手で、最初練習にたくさん来ているのですが、いつの間にか人数が少なくなっています。
ただ、この学校の子供達は比較的継続して練習に来ているので、こちらとしても計画的に練習を考えることが出来、やりやすいです。

その学校でコーチングキャンプがありました。コーチングキャンプは数人のコーチが来て、その学校の選手に教えるというものです。

選手としては色々なコーチに教わることが出来るのでいい機会(きかい)だと思います。
試合の前などにこのようなコーチングキャンプがあります。

2018年1月30日火曜日

ろう学校(Nuffield School)のスポーツミート


スリランカの1月はそこまで暑くないので過ごしやすい季節です。
朝晩は冷え込むので半袖では寒いです。

学校は1月から新しい学年が始まり、以前に紹介したスポーツミート(運動会のようなもの)も各学校この時期に行っています。

ろう学校(Nuffield School)のスポーツミートがあったので見に行ってきました。
関連記事:https://yone-shin.blogspot.com/2017/11/nuffiled-school.html

スポーツミートを見て、この学校は普段(ふだん)から運動をしているのがすぐにわかりました。 
みんなしっかりと走れているし、とても一生懸命各競技に取り組んでいました。

この学校に行くと思うのですが、学校の雰囲気(ふんいき)がとても良くて、生徒も先生も家族のような感じです。

縄跳びをしながらの競争とリレーをアップします。




2018年1月26日金曜日

ジャフナの市場


スリランカの食事はカレーが多いです。
カレーと言っても日本のカレーのように「トロッ」としていなくて、「サラサラ」しています。カレーの種類や香辛料(こうしんりょう)も沢山あるのでその家によって味が全然違います。

私は普段、外食でカレーを食べることが多かったのですが、最近はなるべく自炊(じすい)するようにしています。

買い物はスーパーか近所の八百屋で買うことが多いのですが、今日は市場に行ったので写真を載せます。

野菜の市場


お菓子やジュースも売っている

ジャフナには海があるので魚市場もあります。
エビやイカもあるので時々チャーハンに入れて使っています。

いろんな種類の魚やカニもある

2018年1月20日土曜日

小学校の運動指導


年明けから新しい小学校で運動を教えています。

スリランカではスポーツミートと言って、運動会のようなものが各学校で開催されます。
スポーツミートには色々な競技(きょうぎ)があって、県の大会、州の大会、全国位大会もあります。
その全国大会に出場するので、指導を頼まれました。

もともと他の隊員が行っていたのですが、その隊員から引き継ぐ形で今は私が運動を教えています。


自分たちで準備体操をしてる

学校の先生とその隊員の指導のおかげで、子供達の運動能力はとても高いので、私が何かを教えるというよりは、「色々な運動を通して楽しく体を動かそう。」といった内容を目指して教えています。

1kgのボールを膝をついて投げる競技

2018年1月19日金曜日

サッカー用品の寄付 その後


以前に紹介(しょうかい)したドイツの方からスパイクが届きました。
http://yone-shin.blogspot.jp/2017/10/blog-post.html
 
新品や中古のシューズ

同僚(どうりょう)のダニーが郵便局に行ったら、受け取るのに1足500ルピー(約360円)かかると言われてしまったそうです。最初に60足送ってもらったので、結構な金額です。

海外から送ったものには関税(税金)がかかって、受け取る時にお金を払う必要があります。 

その時は受け取らず、後日受け取りに行ったら、なんと1足100ルピー(約72円)で受け取れると言われたそうなので、そのお金を私の同僚が払って受け取ることが出来ました。

子供達も興味津々

このように窓口の人によって金額が変わってしまうという曖昧(あいまい)なシステムがあるのです。

何はともあれ、ドイツからの寄付を受け取ることが出来たので良かったですが、何か海外から送る時はこのような落とし穴があるので注意が必要だなと改めて思いました。