2017年12月21日木曜日

ネパールU-16・U-14代表見学


現在、隣国のネパールに来ています。

こちらで、日本サッカー協会から派遣されているコーチの仕事を見学させてもらっています。

ネパールではU-16(16歳以下)とU-14(14歳以下)の選手たちを集めて、首都カトマンズで年間を通して強化しています。
選手たちは合宿所で共同生活して学校に通いながら毎日練習をしています。

計画的に選手を強化する点や目的を持って練習メニューを作るなど、当たり前だけどなかなか出来ないことをされていて、とても勉強になることがたくさんあります。





2017年12月12日火曜日

小学生のサッカー大会


少し前の話ですが、11月中旬に近所の小学校でサッカー大会がありました。
この大会は毎年行われていて、1日だけのフレンドリーマッチです。

全部で12チーム出場していて、9校の小学校が参加しいました。そのうち5校は私が教えている子供達が出場しました。

ジャフナでは小学生のサッカー大会や試合がとても少ないので、このような大会が増えれば小さい頃からサッカーを始めるきっかけになるので、とてもいい機会だと思います。


普段教えている学校

開会式



この動画のチームは両方教えているチームですが、青のチームは最近よく行っている学校です。


2017年11月22日水曜日

ろう学校(Nuffiled School)見学


以前サッカー教室に来てくれていた、ろう学校の見学に行って来ました。
関連記事:https://yone-shin.blogspot.com/2017/07/blog-post_13.html

この学校の生徒は、耳が聞こえなくて、話すことができないので、手話で会話をしています。一人だけ目が見えない生徒がいました。彼は会話をすることは出来ますが、とても恥ずかしがり屋で今回は話すことは出来ませんでした。

日本でいう、小学校1年生から中学3年生ぐらいの子たちが学んでいて、職業訓練(しょくぎょうくんれん)をするところもありました。
そこではコンピュータ、大工仕事、裁縫(さいほう)のコースがありました。

サッカーを教えている先生もいて、私も来年1月からサッカーを教えに行くことになりました。とても楽しみです。

2017年11月21日火曜日

MILOカップとジャフナのサッカーが強い理由


先月から今月にかけてMILOカップという大会が行われました。
日本ではMILO(ミロ) でおなじみのココアジュースの会社です。スリランカではミロではなくマイロと呼んでいます。

この大会はU-14(14歳以下)が38チームとU-16(16歳以下)が44チーム参加しているジャフナ地区のトーナメントの大会です。

U-14の優勝は、私の同僚バーティの学校St.Patrick's(セントパトリックス)でした。
U-16の優勝は、アカデミー担当コーチ、ダニーの学校St.Henry's(セントヘンリックス)でした。準優勝はバーティの学校でした。


スリランカではクリケットが一番人気のスポーツですが、ジャフナではサッカーがとても盛んです。最近この理由を色んな人に聞いて見ました。

なぜクリケットではなくサッカーかというと、サッカーはボール1つでどこでも手軽にできること、また誰にでもチャンスがあることが理由だと言っていました。
ジャフナでサッカーが強いチームはキリスト教の学校が多いです。キリスト教の学校はスポーツに力を入れていて、とても長い歴史がある学校が多いです。その影響(えいきょう)もあってジャフナでは昔からサッカーが強かったらしいです。
MILOカップのU-14、U-16の決勝カードの全てのチームがキリスト教の学校でした。
ただ、ヒンドゥー教の学校でも強い学校はありますが、キリスト教の学校が多いことは事実です。

あと、ジャフナではサッカーの大会がたくさん行われています。そして、私が個人的に感じたことですが、指導者の数が他の地域に比べてたくさんいて、皆さん熱心にサッカーを教えています。そのことが一番大きな理由だと思いました。

U-14決勝とU-16決勝をアップします。

緑がバーティの学校です。

白がダニーの学校で黄色がバーティの学校です。



2017年11月9日木曜日

全国大会その2(女子サッカー)


今回のチームも以前直接行ってサッカー教室をしたマハジャナカレッジ(J/Mahajana College, Tellippalai)という学校です。
関連記事:https://yone-shin.blogspot.com/2017/06/blog-post_22.html


このチームは全国で3位になりました。1位と2位はクルネーガラのチームで、以前JICAカップをした際に参加したチームです。
関連記事:https://yone-shin.blogspot.com/2017/06/jica-cup-in-kurunegala.html


ちなみに男子サッカーは、U-20、U18、U-16とカテゴリが別れていますが、女子サッカーはカテゴリがなく、20歳以下なら誰でも出場できます。

この試合は1回戦のもので、相手チームとの差があまりにもあるので、マハジャナはサイドから攻めるよう試合を進めていました。
狙(ねら)いを持って試合をすることが出来るのには関心(かんしん)です。
白のチームです。



2017年11月8日水曜日

全国大会その1(女子サッカー)


最近は雨ばっかりで、練習が全然出来ません。
ジャフナは、10月から12月までが雨のシーズンなので毎日雨が降っています。


ところで、以前に行われた全国大会の動画をアップしていなかったので続けてアップします。
前回紹介した全国4位になったパンダットリップガールズスクール(Pandatharippu Girls School)の動画です。

この学校の選手は、ボールを止める蹴(け)るが出来ているのと、ポジションをしっかりと守ってサッカーをしています。
なので、それぞれの役割分担(やくわりぶんたん)が出来ていて、サッカーが組織(そしき)として成り立っていました。
緑のチームです。






2017年10月26日木曜日

全国4位の女子サッカーチーム


日本一時帰国前にジャフナの郊外(こうがい)にある学校(Pandatharippu Girls School)に行ってサッカー教室を行ってきました。
この学校は女子サッカーが盛んで、先生が熱心にサッカーを教えていました。

赤いシャツの人が先生

実はこの学校、サッカー部が出来て1年しか経っていないのですが、みんな基礎(きそ)がしっかり出来ていて、上手な子がたくさんいました。


リフティングしているところ

今月初旬(しょじゅん)にサッカーの全国大会があったのですが、この学校は全国大会で4位になりました!

毎日しっかりと練習すれば、たった1年でこんなにも強くなるということがわかりました。
リフティングを練習しているところをアップします。






2017年10月16日月曜日

日本一時帰国


8日間ほど日本に一時帰国(いちじきこく)していました。

週末は、以前お世話になっていたチームに行ってサッカーをしていました。
以前見ていた子供達は5年生になって、みんなとても成長していてびっくりしました。

スリランカと一番違うところは何かなぁと考えましたが、やはり一番は言葉が通じるということだと思いました。
まだまだ私の語学力が不十分なので、スリランカでは細かい部分を伝えることが出来ていません。日々勉強だなと感じました。


スリランカ派遣前にインターンをさせていただいた、大宮アルディージャにも挨拶(あいさつ)に行かせてもらいました。
大宮アルディージャでは、アジアを中心にサッカー教室を行ったり、イベントなどをしてサッカーを通して国際協力(こくさいきょうりょく)をしています。
とても興味(きょうみぶかい)深い話をたくさん聞くことが出来ました。
関連記事(かんれんきじ)です。
https://www.jica.go.jp/topics/2016/20160722_01.html

2017年10月3日火曜日

小学校の体育授業


この間いつも行ってる学校で、小学生が体育の授業をしていました。
後で聞いたのですが、陸上の大会があるのでその練習をしていたそうです。

練習をしているところ

スリランカでは体育の授業はありますが、基本的に座学(ざがく)が中心で、日本のように外で体を動かすことは少ないです。

なので、子供達は走り方がおかしかったり、転んだ時に簡単に骨を折ってしまったりすることがあります。
改めて日本の体育はとても考えられて作られているということに気付かされます。 

制服で練習している

体育を外でやらない理由として考えられることは、先生が教え方を知らなかったり、体を動かすより座学をした方がテストに役立ことだったり様々です。



周りの先生やコーチに体育の大切さを伝えていきたいと改めて思いました。

2017年10月2日月曜日

サッカー用品の寄付


この間サッカー教室の練習にドイツ人のボランティアの方が来て、スパイクを200足寄付(きふ)してくれました。
その方はスリランカで英語を教えているらしく、以前からサッカー教室のことは知っていたようです。

実は以前にもスパイクを寄付してくれ方がいました。その方はスリランカ人ですが、内戦の影響(えいきょう)でイギリスに移住して、今はイギリスで生活をしています。たまの休みに帰って来ているそうです。
内戦の時に海外に移住したスリランカ人はたくさんいて、カナダ、イギリス、ドイツ、フランスなどの国が受け入れてくれたそうです。
 
ボールを持っている人が寄付してくれた


私の住んでいるジャフナ県や北部には、タミル人が多く住んでいます。
スリランカの民族構成(みんぞくこうせい)は、シンハラ人約75%、タミル人約15%、ムーア人約10%、その他の民族約1%となっていて、多民族国家(たみんぞくこっか)と呼ばれています。

スリランカでは2009年までシンハラ人とタミル人の内戦があり、ジャフナや北部の地域は、外国人が立ち入ることは出来ませんでした。

今ではお互いうまく生活していますが、これからも平和な日々が続いてほしいと願うばかりです。

2017年10月1日日曜日

AFC U-16選手権2018 予選


以前にこのブログでも紹介しましたが、今年の3月にU-15日本代表がスリランカに来て、U-16スリランカ代表、U-16ネパール代表、U-16ブータン代表と親善試合(しんぜんじあい)をしました。
https://yone-shin.blogspot.com/2017/03/u-15.html

その選手たちも出場している、AFC U-16選手権2018 予選が開催されました。
結果は以下のようになり、日本代表は圧倒的(あっとうてき)な強さでした。
http://www.jfa.jp/national_team/u15_2017/afc_u16_championship_2018q/schedule_result/

スリランカ、ネパール、ブータンは苦戦していたようですが、このような国際大会を経験して今後につなげていってほしいです。

2017年9月30日土曜日

FIFA U-17 ワールドカップインド2017


少し前ですが、U-17W杯のメンバーが発表されました!!
http://www.jfa.jp/national_team/u17_2017/u17_worldcup2017/member.html#pankz

今回はスリランカの隣の国インドでの開催です。
http://www.jfa.jp/national_team/u17_2017/u17_worldcup2017/

スリランカは出場しませんが、日本代表やインド代表の試合を注目してみたいと思います。

なかなかこのような大きな大会が南アジアで開催されることは少ないので、色々な人にサッカーを知ってもらうきっかけになればいいと思います。

2017年9月29日金曜日

小学校の授業風景


休み明けにいつも行っている小学校の授業を見学させてもらったので、その様子(ようす)をアップします。

机の並びはこんな感じ

机の並び方は日本とは違っていて、教室の形や先生によって違います。
日本でいう小学3年生の授業で、算数の授業をしているところです。
2桁の掛け算を教えていました。  

授業は全てタミル語で行われています。

女の子が答えている



この学校はヒンドゥー教の学校で共学です。

スリランカの学校は、宗教によって別れているところが多く、ジャフナではヒンドゥー教、キリスト教、イスラム教の学校などがあります。
仏教の人はほとんどいないので、仏教の学校はほとんど見かけません。
この学校は共学ですが、男子校、女子で分かれている学校が多いです。

2017年9月28日木曜日

最近のスケジュール


長い間ブログの更新(こうしん)をサボってしまいました。

8月の休みが終わって、以前と同じように仕事をしています。
今のスケジュールはこんな感じです。

月:(朝)小学校、(昼)幼稚園、(午後)小学校
火:(朝)中学校、(夕方)サッカー教室
水:(午前)郊外の学校でサッカー教室、(午後)小学校
木:(朝)小学校、(午後)小学校
金:(朝)中学校、(夕方)サッカー教室
土:(朝)サッカー教室
日:(朝)サッカー教室

幼稚園でのボール遊び

最近サッカー教室は、小学校での告知(こくち)やチラシを配ったこともあって、たくさんの子供たちが来てくれています。
ただ、コーチの数が足りていないので、1回の練習で30人ぐらいを一人で見ることになってしまい、毎回苦労しています。 

来週から全国大会があるので、それに合わせてコロンボに行こうと思っています。

2017年8月16日水曜日

スリランカ女子サッカー


Navy主催の7人制の大会のときに、決勝戦の前にNavyとAirForceの女子チームのエキシビジョンマッチがありました。

おそらくスリランカの女子サッカーではレベルが高い試合だと思います。

動画をアップします。






2017年8月6日日曜日

ジャフナでの7人制のサッカー大会


7月末からテストが始まり、暫(しばら)くの間平日はサッカー教室と学校でのサッカークラブは休みでした。
8月は学校が1ヶ月休みになるので、学校でのサッカークラブはなく、火曜、金曜、土曜、日曜のみサッカー教室があります。

テスト休み明けに大会があったので昨日行って来ました。
今年から開催(かいさい)されるNavy主催(しゅさい)の大会で、7人制、14歳以下、12分ハーフ、オフサイドなし、4号ボールで行われました。
※Navy(ネイビー):海軍のこと
出場チームは、ジャフナから6チーム、ジャフナの街から少し離れた島にある学校6チームでした。

大きいモニターも登場

私が教えている学校も2チーム出場していて、1チームのセントラルカレッジ(Jaffna Central College)は準優勝で、もう1チームのナーバンドレイ(Navanthurai R.C.V.)は準々決勝で負けてしまいました。優勝したのは私の同僚のセントパトリックスカレッジ(St. Patrick's College)でした。
 
決勝の選手入場 

決勝の動画をアップします。
紅がセントラルカレッジ、緑/黄がセントパトリックスカレッジです。




Navy主催ということでお金がかかっているなという印象でした。

2017年7月24日月曜日

障害児のスポーツミート


以前にも書きましたが、最近はろう学校の子供達がサッカー教室に来ています。

スリランカにも障害児(しょうがいじ)の学校や障害児のためのクラスがあります。

先週その子たちのスポーツミート(日本でいう運動会)があったので見学に行きました。

競技は、100m走、走り幅跳び、立ち幅跳び、ボール投げ、コップの水をペットボトルに移すなどがありました。
 

スポーツミートの最後にろう学校の子達の出し物で、体操(たいそう)をしていたのでその動画をアップします。
とてもしっかりと練習したのが伝わってきます。




2017年7月19日水曜日

ジャフナのフットサル大会


この間の日曜は、ダニーの学校セントヘンリーズ(St. Henry's)でジャフナのチームを集めてフットサルの大会がありました。

年齢別で分かれていて、U-20、U-18、U-16、U-14があり、普段私が教えている子もたくさん出場していました。

いくつか試合をアップします。
日本のフットサルとはちょっと違いますが、これからこのような大会が開かれるとサッカーやフットサルを始めるきっかけにもなるので、続けていってほしいです。

最初の動画は担当のコーチがいない学校ですが以前より隊員が教えいている学校です。私も週に2回練習を見ています。ナーワンドレイ(Navanthurai R.C.V. )赤いチームで年齢は、U-14です。


次の動画はU-14の決勝です。水色の学校がセントラルカレッジ(Central College)で、この学校も週2回練習を見ています。この学校も以前から隊員が教えている学校です。


最後の動画は同僚(どうりょう)のバーティのチームです。U-16の試合で黄色のチームです。10番と11番がスリランカ代表の選手です。


2017年7月13日木曜日

ろう学校の子供たち


この前の土曜、日曜にろう学校の子供たちがトレーニングセンターに来て、サッカー教室に参加しました。


土曜は、ダニーがろう学校の子供といつも来ている子供を見てくれたのですが、日曜は私が、ろう学校の子供といつも来ている子供たちを一緒に見ました。

彼らは言葉を話すことも音を聞き取ることも出来ません。でも、サッカーの経験(けいけん)が少しあるので、サッカーの基本的なルールは知っています。


ろう学校の子供にサッカーを教えるのは初めてなので最初は不安でしたが、彼らは普段から周りの子供を見て、今何をするべきか考えているので、そんなに苦労はしませんでした。
逆にしっかり周りを見ていて感心(かんしん)しました。

これからも定期的に来てくれるのでとても楽しみです。



2017年7月8日土曜日

ユニオンカレッジでのサッカー教室


今週の水曜はUnion College(ユニオンカレッジ)という学校でサッカー教室を行いました。

水曜はいつもダニーの車にボールと用具を積んで学校に行っています。

今回はダニーが子供達にインサイドキックを教えているところをアップします。



ダニーはAFCのB級ライセンスを持っていて、今、A級ライセンスにチャレンジしていると言っていました。
彼から学ぶことはとてもたくさんあり、こう言った人がスリランカサッカーを強くして行くのだなと思います。


2017年6月29日木曜日

ジャフナで一番強いサッカーチーム


昨日はSt Henry's College(セントヘンリックスカレッジ)という学校でサッカー教室を行ってきました。

この学校は、一緒に働いているダニーの教えていた学校で、おそらくジャフナのサッカーチームで一番強い学校だと思います。
私の同僚でバーティの学校もとても強くていいチームですが、このヘンリックスはそれと同じかそれ以上強いチームです。

なぜ、両チームとも強いのか人に聞いたり自分なりに考えたのですが、両チームとも海沿いにある学校で、お父さんが漁師の子供がとても多いです。漁師の人たちはサッカーがとても好きで、仕事が終わると夕方によくサッカーをしています。
その影響もあって子供も早くからサッカーを出来る環境があります。
また、両方の学校の近くには強いクラブチームがあり、子供たちは大きくなったらそのチームでプレーするのが夢です。

ジャフナはこのような環境の学校が多いので強いチームが沢山あります。

サッカー教室のリフティングの様子とミニゲームをアップします。
大きい選手はU-16、小さい選手はU-14です。


ミニゲームをしているのはU-16の選手たちです。



2017年6月28日水曜日

アカデミーの仕事に関して


サッカーアカデミーの仕事は普段、以下のような日程です。

火曜:3:30-6:00 U-16サッカー教室(実際は誰でも来ることができる)
水曜:7:30-12:00 ジャフナの学校に行ってサッカー教室(毎週違う学校)
金曜:3:30-6:00 U-18サッカー教室(実際は誰でも来ることができる)
土曜:8:00-10-00 U-15〜U-6サッカー教室(実際は誰でも来ることができる)
日曜:9:00-11-00 U-15〜U-6サッカー教室(実際は誰でも来ることができる)
祝日:9:00-3:00 近隣(きんりん)の県から子供を招(まね)いてサッカー教室
※スリランカでは毎月満月の日がお休みなので、一ヶ月に一回は祝日が必ずあります。

と言った感じです。
月曜は祝日だったので、ムラティブ県の子供がジャフナのトレーニングセンターに来て、サッカー教室をしました。

普段サッカーをしていない子や少しはボールを蹴ることが出来る子など様々でした。
いつもはジャフナの子供に教えていますが、いろいろな子どもに関わることで自分自身とても勉強になりました。
同じことを教えるにしても、一人一人捉(とら)え方が違うので、その子にあった教えかたが必要だと改めて感じました。
また、いろいろな子供の個性を見ることができるので、こんな発想があるんだと発見もたくさんあります。
これからもいろいろな子供や選手に関わっていきたいなと思いました。
 
試合をしているところ





2017年6月24日土曜日

セントラルカレッジの練習


週2回行っているセントラルカレッジ(Central College)の練習風景をアップします。

この学校のU-13、U-12、U−11の練習を隊員が見ていたので、しっかりと基礎が出来ています。

今後に期待出来そうなチームです。






2017年6月22日木曜日

ジャフナの女子サッカー


昨日はアカデミー担当者(たんとうしゃ)のダニーと一緒にジャフナの北にあるマハジャナカレッジ(J/Mahajana College, Tellippalai)という学校に行ってサッカーを教えて来ました。

今回は女子選手のみを集めて行ったのですが、この間のクルネーガラのようにこの学校は基本がしっかりと出来ていて、毎日練習しているのがすぐにわかりました。
スリランカ代表の選手も何人かいて、サッカーに本気で向き合っている姿(すがた)が印象的(いんしょうてき)でした。

ただ、ちょっと気になった点があります。キーパーのトレーニングを少しだけしたのですが、キーパーの選手がすぐに疲れたと言って練習を諦(あきら)めてしまいました。
キーパーのトレーニングはきつい練習もたくさんあります。その分、責任感(せきにんかん)のあるポジションです。また、トレーニングはきつくて当たり前です。
上手くなりたいのであれば、どんな練習でも正面から向き合う気持ちを持って欲しいなと思いました。

練習の最後に紅白戦をしたのでその様子をアップします。




2017年6月20日火曜日

JICA CUP in Kurunegala


今月はクルネーガラという街でサッカー大会を行いました。
前回ジャフナでやった大会と同じで、サッカーの試合とスポーツテストをしました。
ただ、今回は女子サッカーで、選手が12歳から19歳の選手でした。

クルネーガラという街は首都(しゅと)のコロンボから電車で約2時間半で行けます。私の街ジャフナからは電車で8時間かかりました。
街はとても発展(はってん)していて、日中は渋滞(じゅうたい)もあり車がたくさん走っていていました。
クルネーガラはシンハラ語が使われているので、ジャフナで普段使っているタミル語は通じません。私の印象(いんしょう)では、英語がわかる人はそれほどおらず、シンハラ語が喋(しゃべ)れないと生活や仕事するのは難しいと思いました。

今回もJICAの協力隊が何人か来て、大会の準備と運営を行いました。
スリランカでは試合をする機会が少ないので、選手やコーチにとってはとても良かったと思います。

クルネーガラは女子サッカーが盛んで代表の選手も何人かいました。実際に見た女子サッカーのレベルはとても高く、決勝を見て驚きました。
多くの選手がボールを蹴る止めるということが出来ていて、普段からしっかりと練習をしているということがすぐにわかりました。
決勝戦の様子をアップします。



ジャフナでは女子サッカーがそれほど盛んではありませんが、今私が行っている小学校で女子だけの練習の日があるので継続して、少しでも女子サッカーの普及につながればいいなと思っています。

2017年6月7日水曜日

U-16 Jaffna Academy(ジャフナアカデミー)


昨日からU-16のアカデミーが始まりました。
毎週火曜日の午後に街から少し離れたスタジアムで開催することになっています。

選手を新聞で募集したらしいのですが、U-16に限らず上の年代、下の年代の子もたくさん来ていました。
このアカデミーは、誰でも来ることができるサッカークリニックを開催しているらしく、日本のアカデミーとは全く違うようでした。

昨日は50人以上選手が来ていました。コーチは3人いて、私も16人の選手を任されましたが、全く言うことを聞いてくれず苦労しました。
まだまだ、勉強不足です。

金曜はU-18のカテゴリーですが、どう言った選手が来るのか当日まで全くわかりません。

とにかく今の仕事を継続して行くことを目標にやっていこうと思います。







2017年6月5日月曜日

最近思うこと


最近は色々な学校に行ってサッカーを教えています。

と言っても、自分が教えられることの方が多いです。

子供に何かを伝えようとするとき、自分の思いが伝わらなかったり、全然話を聞いてくれなかったりすることがあります。

そんなとき、どーしてもイライラしたり、怒ってしまったりしてしまいます。


でもそれは、子供が悪いんじゃなくて、自分の実力不足だったり、勉強不足であって、子供のせいにしてはいけないと思いました。

青年海外協力隊は、この国(スリランカ)にいさせてもらって、たくさんのことを勉強させてもらっているんだと、最近は思うようになりました。

毎日大好きなサッカーをして、子供たちとボールを追いかける。
とても幸せな毎日を送らせてもらっています。

スリランカの人を見ていると細かいことは気にせず、ゆっくりと人生を楽しんでいる気がします。

練習に来ている子供たち

これからもあせらずに、でもあきらめずに仕事をやっていこうと思います。 

2017年6月4日日曜日

幼稚園のワークショップ


5月27日から5月29日で幼稚園のワークショップに参加しました。

内容は、子供の考える力を育てると言ったテーマでした。

私は、体育隊員と一緒になってボール遊びを紹介しました。
スリランカの幼稚園の先生はあまりボール遊びを知らないので今回は色々紹介して、先生に体験(たいけん)してもらいました。

子供はボール遊びが大好きです。でも、なぜボール遊びが子供にとって必要なのか、そう言いったことを考えたり、ボール遊びを通して仲間と協力したり、ボールの扱い方を知って色々な運動を出来るようになるのが狙いです。

幼稚園の先生はとても真剣(しんけん)に私たち日本人の講義(こうぎ)を聞いて、子供のために一生懸命勉強していました。

私自身、今回は幼児教育の隊員と一緒に仕事をして、とても勉強になりました。

大きなカブをやっているところ

2017年6月1日木曜日

小学校の朝練習


サッカー大会や幼稚園のワークショップで忙しかったのですが、それも落ち着いていつもの仕事が出来るようになってきました。

月曜、木曜の朝は小学校(主に小学3年生)でボールを使った運動をしています。
と言っても、主にサッカーです。

月曜は男の子で、木曜は女の子に教えています。
皆週一回の運動を楽しみにしてくれています。


今は朝の運動だけですが授業の中でボール遊びや運動が出来るようになると子供の運動不足が改善(かいぜん)されるので、こちらも継続(けいぞく)していきたいと思います。

2017年5月29日月曜日

JICA CUP開催


5月22日、23日にU-14以下の子供を集めてサッカー大会とスポーツテストをしました。

集まったのは6チームで約100人の選手が大会に参加しました。

スリランカでは試合をする機会(きかい)が少ないので、この大会は子供にとってもコーチにとってもいい経験(けいけん)となりました。

普段から練習試合などをして、試合で出来なかったことを練習して、練習の成果(せいか)を試合で活かせるような環境(かんきょう)を作っていければと思います。

今回の大会で優勝したのは、私の同僚のSt.Patricks College(セントパトリックスカレッジ)でした。
このチームは、ボールを止める、ボールを蹴るといった技術(ぎじゅつ)はみんな出来ていて、さらにボールを止めた後に判断(はんだん)するといったことがしっかりできていました。



今後がとても楽しみなチームです。 

2017年5月18日木曜日

JICA CUP in Jaffna


今週の月、火、水曜に北部州(ほくぶしゅう)のサッカー大会がありました。日本でいう関東地方などの大会で、3位以内に入ると全国大会に出場できます。
以前に県大会があったのを紹介しましたが、その続きです。私の同僚の学校がU-16で優勝、U-18で準優勝でした。
今回決勝は見ることが出来なかったのですが、10月にある全国大会に出場するのでその時にどのぐらい強くなっているか期待したいと思います。


来週の22日(月)、23日(火)にジャフナのU-14のチームを対象(たいしょう)にサッカー大会とスポーツテストを行います。以前にも他の地域で開催(かいさい)したもので、今回は私の職場があるジャフナで行います。大会の名前はJICA CUPと呼んでいて、JICAボランティアが中心となって企画(きかく)しているもので、普段(ふだん)教えている学校と近くの学校を呼んで開催します。
スポーツテストは日本の中学生と比較(ひかく)するために行い、運動の大切さを伝えるための資料にしようと思っています。
今週はこの準備と来週末には幼稚園(ようちえん)の先生にワークショップを行うのでその準備で大忙しです。

今週からは新しい小学校を回っていて、小学4年生にサッカーを教えています。初日は朝礼でわざわざ紹介してもらってちょっと恥ずかしかったですが、サッカーの普及や私のことを知ってもらういい機会だったので良かったです。


先週末にジャフナ地域の大人の練習があったので少し見てきました。今後他の地域と試合をすると言っていました。ただ、練習が始まるのが7時と聞いていたのですが、始まったのが7時半になってからで、練習が始まってからも遅れてくる選手がたくさんいました。それでもコーチは何も言わずに練習を進めていました。

2017年5月6日土曜日

サッカーアカデミー開講式


今週月曜にサッカーアカデミーの開講式がありました。

サッカー連盟の本部から会長や他の地域の代表の方が来て、式典をしました。

子供たちは炎天下の中、立ちっぱなしで話を聞いて大変だなと思いました。

子供達が話を聞いているところ

スリランカでこういった式典があるときは、誰のための式典なのか、本当に子供のことを考えているのか疑問になります。
大人には椅子が用意してあって、日陰で話を聞いています。


その日の午後にFAカップという大人のクラブチームの大会があったので見に行きました。
スリランカでサッカーはクリケットの次ぐらいに人気がありますが、ジャフナではサッカーが一番人気だと感じます。

試合があると必ずサポーターが見に来て、とても熱くなっています。
その様子をアップします。


今週火曜にU-9の練習に行ったら誰も来ておらず、1時間遅れて3人来ました。
それでもサッカーをしたいと言ってくれれば、今後も続けようと思っています

そして木曜は16人来ました。この差は何なのかわかりませんが、サッカーを好きになってくれる子が一人でも多くなればスリランカに来た意味があったと思います。

2017年4月29日土曜日

新学期スタート


一昨日から休みが終わり学校が始まりました。

そして、昨日から同僚(どうりょう)の学校でU-9(小学4年生)の子供たちにサッカーを教えています。
私のスリランカでやりたかったことがようやくスタートしました。

昨日来たのは6人で、U-9(小学4年生)の子供たちでした。
まだ、最初なのでこれからどうなるかわかりませんが、とにかく一人でもサッカーをやりたいと言ってくれる子供がいれば続けようと思います。



実は、休みの間にタイに行って友人にサッカー用具を持ってきてもらいました。

スリランカでなかなか手に入らなかったり、スリランカで購入すると少し高額なものを日本からわざわざ持ってきてもらいました。

4号球ボール8個

ボールケース

マーカー

子供用ゴール(ボールは5号球)


子供用ビブス(タイで購入)




今週からは、朝練をやっている学校があるので、そこに行ってサッカーを教えています。

現在の仕事の状況(じょうきょう)はこんな感じです。



月曜 : U-14(7:00~8:15)
火曜 : U-9(15:00~16:15)
水曜 : U-14(7:00~8:15)
木曜 : U-9(15:00~16:15)
金曜 : U-14(7:00~8:15)
土曜 : U-14~U-6 サッカー教室(8:00~10:00)
日曜 : U-14~U-6 サッカー教室(9:00~11:00)


夕方は行ける範囲でジャフナの社会人チームの練習に参加しています。



2017年4月22日土曜日

サッカーアカデミー担当者


今日は久しぶりに近くのスタジアムでやっているサッカー教室に行ってきました。

いつもはU-16~U-12ぐらいの子供達が来ているのですが、今日はU-10以下の子供や女の子もいました。

参加する子供達


担当者の方に詳しく聞くと先週からU-10以下の子供に対してサッカー教室を行っているとのことでした。

その担当者の名前は、ヴィジャヤクマール(Vijayakumar)と言って、普段は学校の先生をしていて、放課後(ほうかご)にサッカーを教えています。
学校は2年間休んで、今はサッカー連盟に雇われているそうです。


右のオレンジの人が担当者

彼は、ジャフナでサッカーアカデミーを開講(かいこう)するためにその仕事を任されたそうです。

サッカーアカデミーは1年ほど前から開講するとサッカー連盟は言っていたのですが、ようやくその担当者が決まり、これから本格的に始動していくことになったようです。

出欠を取っている


スリランカサッカー連盟は、日本のJヴィレッジのようなサッカーアカデミーを作りたいらしいのですが、まずは日本でいうトレーニングセンターをやりながら進めていくらしいです。 
 


今後は彼とも連絡を取りながらアカデミーのほうも手伝っていこうと思います。


2017年4月10日月曜日

スリランカサッカー全国予選


4月7日から4月9日までの3日間は、U-20、U-18、U-16の大会がありました。
この大会は毎年この時期(じき)に行われていて、勝ち上がれば全国大会(ぜんこくたいかい)に出場することが出来ます。

まずは日本でいう県大会ぐらいの規模(きぼ)で、上位3チームが日本でいう地方大会(関東地方等)に出場出来ます。
さらにそこから上位3チームが全国大会に出場出来ます。

ジャフナ地区の全てのカテゴリーの決勝カードは、St.Patricks college(セントパトリックスカレッジ)とCentral college(セントラルカレッジ)という学校でした。
この地区は、この2校が伝統的(でんとうてき)に強く、ライバルとなっています。 
※カレッジという名前ですが日本の大学ではなく、小学校から高校まで一緒の学校の中にあります。

私の同僚(どうりょう)がいる学校が、セントパトリックスカレッジで、以前にも紹介(しょうかい)しましたが、この学校は昨年U-16の年代で全国大会で準優勝しました。

セントラルカレッジは、隊員が教えている学校で、この学校も全国大会に出るほどの強豪校(きょうごうこう)です。

結果は、U-20の優勝がセントラルカレッジ、U-18の優勝がセントパトリックスカレッジ、U-16の優勝がセントパトリックスカレッジでした。

今回の大会を通しての感想は、普段(ふだん)からもっと試合をすることが必要だと思いました。
放課後(ほうかご)に毎日練習はしているのですが、試合がほとんどないので何のための練習か目的がはっきりしません。
また試合をたくさんすることで、色々な場面を経験して、成功や失敗を繰り返して成長することが出来ます。

この点は、今後サッカー連盟や周りの指導者(しどうしゃ)に言い続けていこうと思います。

2017年4月7日金曜日

U-23スリランカ代表セレクション


一昨日(おととい)と昨日(きのう)は、U-23スリランカ代表のセレクションがジャフナトレーニングセンターで行われていたので見学に行ってきました。

6月に西アジア地区の大会があるので、そのためのセレクションです。
監督、コーチ陣はA代表も務めているスリランカ人です。

全国でセレクションを行っていて、今回は北部の地域(ちいき)を回っているそうです。


セレクションの様子をアップします。



セレクションを見学して私の感想は、選べる選手がなかなかいないなと思いました。

問題点はたくさんありますが、一番の問題は、ボールを取られたらすぐに取り返しに行かないということです。これはスリランカのサッカーに共通して言えることですが、攻撃と守備の切り替えが全くないので、ゴール前での攻防(こうぼう)しかありません。

セレクションを見ていて、この間スリランカに来たU-15日本代表と勝負したら日本が勝つのではないかとさえ思いました。

まずは、自分が教えている選手たちに取られたら取り返すという基本的な部分を伝えていこうと強く感じました。

2017年4月2日日曜日

幼稚園の様子と今後の仕事について


今週の仕事は、午前中に幼稚園(ようちえん)に行って、夕方はU-13のサッカーチームの練習を見ていました。

幼稚園では、ボールを使った遊びを考えていったのですが、自分の語学力不足と考えた運動が難しかったのか、うまく伝わりませんでした。

幼稚園の子供に指導(しどう)したことがなかったのでとてもいい勉強になりました。子供は1年違うだけで運動の内容が変わってきます。
もっと言えば、成長のスピードは一人一人違うので、その子一人一人にあった運動を考える必要があります。

でも、仲間と協力(きょうりょく)して運動をするということであれば、どんな子でも出来ることがたくさんあります。
今後はそんな運動を取り入れながらやっていこうと思います。

今週行かせてもらった幼稚園の様子をアップします。
ここの幼稚園は、隊員が昔から運動を教えていて、とても運動神経(うんどうしんけい)の良い子供が多かったです。



4月はスリランカの正月になり、学校、幼稚園も1カ月ほど休みになります。
ちなみにスリランカの学校は、8月と12月も1カ月ほど休みがあります。

4月はまだ、どういったことをやるかは決まっていませんが、夕方にサッカーチームの練習を中心にサッカーを教えようと思います。


私がスリランカでしようとしていたことは、小学校を回って授業の中でボール遊びや運動の楽しさを知ってもらいたいと思っています。
まだまだ、その仕事は出来ていませんが、これから少しずつ進めていこうと考えています。

2017年3月28日火曜日

スリランカの教育と最近の仕事に関して


今回はスリランカの教育(きょういく)に関して少し説明します。


スリランカの教育は5・4・2・2制です。
どういうことかというと、
①初等教育(しょとうきょういく)5年間(日本の小学校)
②中等教育前期(ちゅうとうきょういくぜんき)4年間(日本の中学校)
③中等教育後期(ちゅうとうきょういくこうき)2年間
④高等教育(こうとうきょういく)2年間(日本の高校)となっています。
義務教育は②の中等教育前期までです。
※初等教育が始まるのが5歳からなので日本よりも1年早く義務教育(ぎむきょういく)が始まります。


スリランカは、公立(こうりつ)学校がほとんどで、その授業料(じゅぎょうりょう)はすべて無料(むりょう)です。
国全体で教育に力を入れていてスリランカの識字率(しきじりつ)は92.5%で途上国(とじょうこく)の中ではとても高い数字だと言えます。

小学校は、1学期から3学期に分かれていて学期末にはテストがあります。テストで良い成績が取れないと落第してしまいます。
なので、ほとんどの生徒が学校が終わってから塾に通っています。

小学5年生の最後にテストがあり、その成績によって行ける中学校が決まってしまいます。
そのこともあって、小学生は運動をするよりも勉強を優先するので、
運動を始める年齢が11歳や12歳になってからとなっています。
これは子供にとっては非常(ひじょう)に遅い年齢と言えます。
12歳でゴールデンエージを迎(むか)えるので、その前の準備段階(じゅんびだんかい)で色々な運動をしておかないと基礎体力(きそたいりょく)がつかず、折角(せっかく)のゴールデンエージを棒(ぼう)に振ってしまいます。


今は学期末のテストの最中(さいちゅう)なので、基本的に学校が終わってからの部活はありません。
でも、テスト終了後にサッカーの全国大会があるので、学校によってはテスト期間中でも部活をしています。

教えているチーム

今週は、以前からJICAの隊員が指導しているU-13のサッカーチームに指導に行くことになりました。
お昼は、幼稚園に行ってボールを使った運動を教えています。

このように、サッカーを教えてほしい、運動を教えてほしいと言ってくれるところはたくさんあります。
それを教えられる人や運動の重要性を知っている人が少ない、もしくはそれが出来ない環境(かんきょう)があります。

時間はかかるかもしれませんが、その重要性をいろんな人に伝えて行きたいと思います。
そうすればスリランカからも有能なスポーツ選手が出てくるかもしれません。


2017年3月20日月曜日

ジャフナに来てから2週間が経過


ジャフナに来て2週間が経ちました。
仕事の内容はまだはっきりと決まっていませんが、少しずつ色々なところに行って、サッカーを教えています。

毎日行っているのは、家の近くにあるセントパトリックス学校で、放課後にU-12の選手達にサッカーを教えています。初日は全く言うことを聞いてくれず、練習になりませんでした。
次の日からは、ドリブルで競争(きょうそう)するなど、わかりやすい練習を考えてみたら、何とか練習になりました。
ただ、まだまだ細かいところが伝えられず、言葉の壁(かべ)と練習内容の工夫(くふう)が必要(ひつよう)だなと感じています。

ジャフナはサッカーがともて盛んで、いつも行っているセントパトリックス学校は、昨年(さくねん)の全国大会で準優勝(じゅんゆうしょう)したほどの強豪校(きょうごうこう)です。

セントパトリックス学校のU-19の選手達
 
先週の土曜日は、近くのサッカー場でサッカー教室をしました。このサッカー教室は、子供なら誰でも参加することが出来るので、何人来るのか全く予想(よそう)が出来ません。

その時になって練習を考えなおさなくてはいけないので、臨機応変(りんきおうへん)に練習をしなくてはいけません。
でも、いろんな子供に触れ合うことが出来るのでとても刺激的(しげきてき)です。


サッカー教室を行ったサッカー場

その仕事とは別なのですが、幼稚園(ようちえん)に行って、日本の子供とスリランカの子供の体力の違いを比べるためにデータ収集(しゅうしゅう)をしています。
幼稚園の子供はどこの国でもとてもかわいく、純粋(じゅんすい)です。

幼稚園の子供達

スリランカは、日本と比べるとスポーツを始める年齢(ねんれい)が遅く、体育の授業も座学(ざがく)が中心なので、走り方や体の動かし方がうまくありません。
日本の子供と比べることで、運動の大切さを知ってもらうためにこのデータ収集をしています。今後幼稚園だけでなく、小学校でもデータの収集が出来たらと考えています。
 

2017年3月15日水曜日

南アジア・日本U-16サッカー交流戦とコーチングセミナー


3月11日から日本、スリランカ、ネパール、ブータンの4か国で交流戦が行われました。
詳しい結果などは日本サッカー協会のHPをご覧になってください。

http://www.jfa.jp/social_action_programme/SportForTomorrowU16_2017/



大会2日目に行われた、スリランカvsブータン、日本vsネパールの試合を見ることが出来ました。
日本代表は、テクニック、組織力、持久力など全ての面でほかの国より優れていました。
ただ、スリランカ、ネパール、ブータンにも優れている面があり、それぞれの国の特徴(とくちょう)を今後伸ばしていって、足りないところをおぎなっていけば、アジア全体のサッカーレベルが上がっていくと思います。


今回の一番の目的は、3月13日に行われたJFAコーチングセミナーの見学でした。


以前に横浜Fマリノスやラオス代表の監督を務めた木村浩吉さんが参加国の指導者(しどうしゃ)に向けて講義(こうぎ)を行い、日本の指導方法や日本サッカーの歴史を紹介して、どうやって日本がアジアのトップになったかということを伝えました。
http://www.jfa.jp/news/00012899/

私もトレーニングの見学と講義に参加させていただきました。スリランカからは約50人の指導者が参加して、とても熱心に木村さんの講義を受けていました。

スリランカのサッカーを強化するには指導者の育成(いくせい)が必須(ひっす)です。今回のセミナーはスリランカサッカーにとって大きな一歩となりました。

今後、スリランカの指導者が自分たちでこのようなセミナーを開けるようになれば、もっと指導者の質も向上(こうじょう)するし、スリランカサッカーも強くなることが出来ると思います。

2017年3月11日土曜日

ジャフナ到着、仕事開始!!


約2ヶ月の語学研修が終わって、ようやく3月7日に職場(しょくば)があるジャフナに赴任(ふにん)しました。

私の赴任先(ふにんさき)はジャフナサッカー連盟(れいんめい)という機関(きかん)で、サッカーの普及(ふきゅう)、サッカー大会の実施(じっし)、トレーニングセンターの運営(うんえい)などを行っています。 

3月7日に到着して、その夜に一緒に働く同僚(どうりょう)に会いました。彼の名前はバーティ(Berty)といって普段は学校の先生をしています。
彼は、放課後にサッカーを教えていて、日本に2回コーチの研修で来たことがあり、とても勉強熱心です。
また、JICAボランティアのこともよく知っていて、いつでも相談に乗ってくれます。
バーティの学校の生徒達

ジャフナサッカー連盟にはもう1人同僚(どうりょう)がいて、彼の名前はアントニピッライ(Anthonipillai)といって以前学校の先生をしていていました。今は定年退職(ていねんたいしょく)して、普段はサッカー連盟の仕事をしています。


3月8日から早速バーティの学校で、U-19とU-17の練習を任されました。


最初は、とにかく言葉が通じないし、タミル語がなかなか出てこないので説明するのに苦労しました。
その日は、シュートの練習をしたのですが、自分の思うような練習は出来ませんでした。
次の日は、もう少し簡単なメニューを考えて、ホワイトボードを使って説明したので、前日よりはうまく出来ましたが、まだまだタミル語で伝えることが出来ません。

その二日間で強く感じたのは、「言葉がしゃべれないと、伝えることは出来ない。」でした。
説明するときには、極端(きょくたん)に悪い例と極端に良い例をやってみたのですが、細かい部分がうまく伝えられませんでした。

語学は毎日の積み重ねなので、コツコツやっていこうと思います。

最後にバーティが教えているU-15、U-13の練習風景と試合風景をアップします。試合でビブスを着ているほうがU-13です。










2017年3月3日金曜日

U-15日本代表 スリランカ遠征メンバー発表


いよいよ、スリランカ遠征の日本代表メンバーが発表されました!!

以下日本サッカー協会HPより引用
http://www.jfa.jp/news/00012781/

スタッフ

監督:有馬 賢二 アリマ ケンジ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ/ナショナルトレセンコーチ)
コーチ:廣山 望 ヒロヤマ ノゾミ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ/JFAアカデミー福島)
GKコーチ:水原 大樹 ミズハラ ヒロキ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ/横浜FC)
コンディショニングコーチ:中馬 健太郎 チュウマン ケンタロウ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/ジュビロ磐田)

選手

GK
1 山田 大樹 ヤマダ タイキ(鹿島アントラーズジュニアユース)
12 鈴木 彩艶 スズキ ザイオン(浦和レッズジュニアユース)
DF
2 半田 陸 ハンダ リク(モンテディオ山形ジュニアユース村山)
6 下川 太陽 シモカワ タイヨウ(セレッソ大阪U-15)
4 古薗 汰久己 フルゾノ タクミ(JFAアカデミー福島U15)
5 鈴木 海音 スズキ カイト(ジュビロ磐田U-15)
3 佐古 真礼 サコ マアヤ(東京ヴェルディジュニアユース)
MF7 荒木 遼太郎 アラキ リョウタロウ(ロアッソ熊本U-15)
8 渡辺 綾平 ワタナベ リョウヘイ(横浜F・マリノスジュニアユース追浜)
10 青島 健大 アオシマ ケンタ(清水エスパルスジュニアユース)
14 成岡 輝瑠 ナルオカ ヒカル(清水エスパルスジュニアユース)
16 角 昂志郎 スミ コウシロウ(東京武蔵野シティフットボールクラブU-15)
18 植田 啓太 ウエダ ケイタ(横浜F・マリノスジュニアユース)
FW
9 西川 潤 ニシカワ ジュン(横浜F・マリノスジュニアユース)
13 吉田 有志 ヨシダ ユウジ(セレッソ大阪U-15)
11 池端 今汰 イケハタ キョウタ(ジュビロ磐田U-15)
15 中野 桂太 ナカノ ケイタ(京都サンガF.C.U-15)
17 須藤 直輝 ストウ ナオキ(大宮アルディージャジュニアユース)
※U-15日本代表=FIFA U-17ワールドカップ2019出場を目指すチーム

スケジュール

3月10日(金)AM/PMトレーニング
SFTプログラム 南アジア・日本U-16サッカー交流
3月11日(土)19:00vs U-16スリランカ代表(Racecourse Ground)
3月12日(日)19:00vs U-16ネパール代表(Racecourse Ground)
3月13日(月)AM/PMトレーニング
3月14日(火)17:00U-16ブータン代表(Racecourse Ground)
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。



昨日は、U-16スリランカ代表の練習を見学してきました。

以前セレクションの時に何人かの選手を見たのですが、その時よりも練習に対する姿勢が変わったように感じました。



スリランカ代表は、約一ヶ月間のトレーニングを行っており、日本サッカー協会から派遣されているコーチと協力隊員が中心となって強化を行ってきました。
その成果が表れたんだと思います。



選手達には、アジアのトップである日本と対戦して色々なことを感じて、これからに繋げていってほしいです。